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Mai Kuraki“Loving You…”Tour 2002
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Mai Kuraki LIVE REPORT at NIPPON BUDOKAN<2002.2.21> |
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1月12日の金沢市観光会館を皮切りに、全国10カ所14公演で行われた倉木麻衣の初の全国ツアー「Mai Kuraki“Loving You…”Tour 2002」は、総勢15万人を動員する大規模なツアーとなった。東京初日となった2月21日の日本武道館の模様を最速レポート!
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Photo from Mai Kuraki “loving You…”Tour 2002
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全国ツアー「Mai Kuraki“Loving You…”Tour 2002」も無事終了! 2月21日に行われた日本武道館の模様をレポート!
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昨年夏に行われた初ライヴ「爽健美茶 Natural Breeze 2001 happy live」を経たのち、制作活動中心だった倉木麻衣が遂に全国アリーナ・ツアーを決行。プラチナ・チケットを手にした約9000人が集まった会場には、様々なオーディエンスに混じり小さな子供の手を引いた家族の姿も見られ、改めて多くの人が彼女の魅力に引き込まれていることを実感しながら、そして、昂揚したライヴ独特の空気に包まれながら、オープニングを迎えた。
18:30を少し過ぎた時、ステージ上にあるスクリーンに突然“3 minutes”と3分前の文字が写し出され、ビデオ・クリップやオフ・ショットなどの映像や写真をコラージュした画像が流れる。1分前には本人の「気持ちを込めて歌いたいと思います」と言うコメントが流れ、いよいよか!と、本人の登場を待つ客席には、緊張と期待感の雑然とした落ち着かない雰囲気が漂っていた。10秒前からはカウント・ダウンが始まり……5、4、3、2、1。ここでドカーン!!と盛り上がった演奏で本人が華やかに登場するのか?!と思いきや、なんとステージ左側から1人で普通に歩いて中央へと向かい、「こんにちは、倉木麻衣です。今日は来てくれてありがとう。一緒に楽しもう!」と挨拶。オーディエンスは彼女の生声を聞いて盛り上がるが、ライヴ定番のスタートとは違った演出に早くも意表を突かれた感じで面白い。そして、ラジカセを掲げ、「ジャーン! これ見える?」とみんなに見せ、「1曲目はカラオケで歌いたいと思います」とまたも予想が付かなかった展開。ラジカセを床に置き、倉木がプレイ・ボタンを押す――このシチュエーションは渋谷公会堂で撮影された「Secret of my heart」のPVと同じでは……、と思った瞬間、「Secret of my heart」のイントロが流れ、スクリーンにはそのPVが映し出される。たった1人で情感たっぷりに歌い込んでいく姿に会場内は静まり返り、動く事も出来ず座ってただじっと聴き入っていた。ラストにはアカペラを披露し、1曲目から唯一無二の抜群の歌唱力を響かせる。この曲のデモテープを聴いた時、レコーディングをしていた時、今の自分の未来の姿は想像出来ていたのだろうか? そんな感慨に駆られるほど彼女の声は染み込んできた。
2曲目からはバンド・メンバーの紹介と同時に曲が進行し、無人のステージには徐々に人が増え始める。まず、EXPERIENCEの中心的存在、ギターのJeffrey Qwestがステージに登場。「Stay by my side」では倉木がキーボードを弾き、ギターとピアノだけのシンプルなバック・トラックで1つ1つの言葉を噛み締めるようにしっとりと歌う。次はキーボードのMichael Leeが登場した「Start in my life」、4曲目はドラムのDavid C. Brownのファンキーなソロから始まり、楽曲全体もビート感を増した「What are you waiting for」。キーボードのTomoo.Kasaharaが登場した「Reach for the sky」ではバック・スクリーンに青空が映し出され、そこに伸びやかなヴォーカルが重なると、場内に涼やかな風が注ぎ込まれ開放的な気分になる。「Simply Wonderful」でギターの大賀好修が加わり、これで全てのバンド・メンバーが揃う。そこでプレイされたのがダンサブルな「NEVER GONNA GIVE YOU UP」。お馴染みのマイケル・アフリックに変わって、今回のステージではJeffreyがラップを披露し絶妙なコンビネーションを見せていた。徐々に楽器が加わり厚みを増しつつ、穏やかな時間を積み重ねていった前半。最初にアップ・テンポを持ってきてグイグイと会場を引き込むというより、少しずつ歩み寄っていくこのスタイル。そのマイペースさが“倉木麻衣らしさ”でもあり、背伸びしない等身大の彼女の姿や気持ちがこういう所に表れているのだと思う。 |
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keybord/大野愛果
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「今日は初めて武道館でライヴが出来て夢のようです。こうして由緒ある場所でいつも応援してくれているみんなと共演できて嬉しい。一緒に一生の忘れられない想い出を作ろうと思います!」と、会場を湧かせ「PERFECT CRIME」へと突入。続く“友だちに贈る曲”「happy days」を、まっすぐな瞳で歌う姿、そしてエンディングに施された激しく情熱を感じさせるアレンジ……そこからはいつもの穏やかな面とは違った、彼女が持つ力強さや熱さといったものが伝わってきた。
赤いTシャツに着替えてステージに表れた彼女は、すでにオール・スタンディングとなっていた会場に笑顔を向け「座って聴いてください」と声をかける。静かに炎を揺らす松明がいくつもバックに登場し、バラード・ナンバー「The ROSE〜melody in the sky〜」が奏でられ、ステージ、会場ともにあっという間に静謐な空間へと様変わりした。
そして、ここでビッグ・ゲストが登場! 倉木麻衣作品を生み出してきた作曲者でもあり、また、これまでの楽曲提供作品をセルフ・カヴァーしたアルバム『Shadows of Dreams』で、今年1月17日に日米同時デビューを果たした、珠玉のメロディ・メーカー、大野愛果がステージ右側から颯爽と登場し、キーボードの前に座る。倉木はステージ中央の椅子へと座り「冷たい海」と「always」をステージ上でコラボレート。「always」では、途中、大野愛果が英語ヴァージョンをソロで歌い、客席に歓喜の声を湧かせていた。倉木と大野の声質はどちらも似ている。2人とも聴いていて優しい気持ちにさせてくれる。それがコーラスで絡み合うのだから、その心地よさを言葉で表すのは、普遍的で理屈抜きの良質な音楽と同じで難しい。ラストの“always give my love〜”のリピート部分では、会場全体が大きく手を振っての大合唱。エンドレスな貴重な余韻を残すものだった。
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ライヴ・タイトルにもなっている未発表曲「Loving you…」も披露された。グルーヴィなミディアム・ポップ・チューンは、クールな夏のイメージ。相手への切ない想いが描かれた歌詞がスクリーンに流れる。これに続いて「Delicious Way」、「Everything's All Right」、「Brand New Day」と、 ライヴ後半へ向けてスパートをかけるべく躍動感溢れるナンバーが3曲続き、場内は一気にヒート・アップし加速度を増していく。
そして、ラスト・ナンバー「Love, Day After Tomorrow」を迎える。「最後はデビュー曲です。車のラジオから流れきて涙が出そうになった大切な曲です」と運命の1曲とも言える想い出を振り返る。既にライヴの定番となりつつある、指で“L・O・V・E”を作る振り付け。なかなか指が動かない人にもちゃんと練習時間があったりして、会場のみんなと一緒に“L・O・V・E”を繰り返していた倉木はとても無邪気な顔をしていた。ファンク・テイストを全面に出し、さらにグルーヴが増したライヴ・アレンジのこの曲で、オーディエンスとの距離が最後にまたグンと近くなり、なごり惜しそうに倉木はステージを去っていき本編は終了した。
アンコールのコールがかかると、それほど待たされずにバンドのメンバーが登場。Jeffreyが客席を煽り“Mai K! Mai K!”コールを巻き起こし、それを受けて青いTシャツに着替えた倉木が再び登場。オーディエンスを待たさない所、これもやっぱり彼女らしい?! 「みんなに会えるのを楽しみにしているという思いを込めて作った曲です」と、最新シングル「Winter Bells」。テンポ感を増したアレンジからも、そのワクワク感は伝わってくる。途中、雪が降る演出もあってか、場内は何だかキラキラした澄んだ空気に包まれた。大ラスは倉木の新機軸を感じさせたアメリカン・ロック・ナンバー「Stand Up」。エンターテイメントを凝縮したこのパーティー・チューンで、どこまでも躍動するような余韻を残しながら、エンディングへ……。バンド・メンバーと一列に並んで手をつなぎ、大きくお辞儀をし「今日は来てくれてありがとう、また会おうね」と大きく手を振り「気を付けて帰って下さい」と温かい言葉を残した倉木麻衣の、その満面の笑みからは輝きが放たれていた。
セットも衣装もシンプルで、派手な演出やパフォーマンスがあるわけでもない。――そこには、歌を聴かせるといった事に重点を置いた、ヴォーカリストとしての自信が現れているのかもしれない。“魅せて、聴かせる”のではなく、“聴かせて、魅入らせる”といった感のステージは、彼女のアーティストとしてのポリシーを追求した結果、生まれたものなのではないだろうか。4月24日にはニュー・シングル「Feel fine!」もリリースされ、その後も色々と計画があるとの噂……。楽曲を通じて私達が知り得てきた彼女が、今後ライヴでどんな展開を見せてくれるのか楽しみでならない。
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【Set List】
1. Secret of my heart 2. Stay by my side 3. Start in my life 4. What are you waiting for 5. Reach for the sky 6. Simply Wonderful 7.NEVER GONNA GIVE YOU UP 8.PERFECT CRIME 9.happy days 10. Just Like You Smile Baby 11. The ROSE〜melody in the sky〜 12.冷たい海 13. always 14. Loving you… 15. Delicious Way 16. Everything's All Right 17. Brand New Day 18. Love, Day After Tomorrow
encore 1.Winter Bells 2. Stand Up
〜THE EXPERIENCE & SATIN DOLL〜 Jeffrey Qwest<G>, Michael Lee<Key>, David C. Brown<Dr>, Tony Cartwright<B>, 大賀好修(from nothin' but love)<G>, Tomoo.Kasahara<Key>, SATIN DOLL<Cho.>
★「MAI-K & FRIENDS HOTROD BEACH PARTY」決定!! ★ 〜シーブリーズだけでゲットできる、倉木麻衣&FRIENDSスペシャル・ライブ!〜
新曲「Feel fine!」がオンエアされているCM商品「シーブリーズ」。この商品に付いている応募シールを集めて応募した方の中から抽選で、6,000組12,000名様が夏に行われるスペシャル・ライブに、100組200名様がシークレット・トークライブに参加出来ます!
■MAI・Kミュージックライブ(限定6,000組12,000名様)
・7月下旬:東京エリア<1,500組3,000名様>
※東京エリア日時・会場はシーブリーズホームページ及び雑誌等で4月下旬に発表。
・7月26日(金):淡路 夢舞台<1,000組2,000名様>
・8月26日(月):札幌厚生年金会館<1,000組2,000名様>
・9月 2日(月):名古屋センチュリーホール<1,500組3,000名様>
・9月10日(火):福岡サンパレス<1,000組2,000名様>
■MAI・Kシークレット・トークライブ(限定100組200名様)
・9月下旬:東京<50組100名様>
・9月下旬:大阪<50組100名様>
※場所・日時は当選者のみにお知らせ致します。
●応募の方法・宛先・締切等、キャンペーンのお問い合わせ(3月15日〜)
・キャンペーンインフォメーションダイヤル(有料)
東京:0180-993-432/大阪:0180-996-432
・キャンペーン事務局:03-5294-1580(10:00〜18:00/土・日・祝日を除く)
●「シーブリーズホームページ」http://www.seabreezeweb.com
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