GARNET CROW

New Single「スパイラル」

8.14 on sale!


4月に発売され、オリコンのアルバム・チャートで初登場4位を記録した2ndアルバム『SPARKLE〜筋書き通りのスカイブルー〜』後、初のシングルとして8月14日にリリースされる「スパイラル」。今作はこれまでのGARNET CROWとはまたひと味違ったアップテンポ・ナンバーへと仕上がっているが、これについてヴォーカル・中村由利は「新鮮なものに挑戦したかった時期なのかも」とコメントしている。アルバムで見せていたシンプルさとは一変して、アレンジに富んだ表情豊かな楽曲へと仕上がっている。


 柔らかなピアノとアナログ・シンセの音色が絡み合った、ゆったりとした懐古的な雰囲気で始まる「スパイラル」。その穏やかなメロディに、フッと心が和んで懐かしい気持ちが沸き起こってくる。GARNET CROWが持つ優しくて心温まる面がこのイントロには表れているが、その後すぐにリズム隊が重なりドライヴ感のある曲調へと移り変わり、力強く瑞々しいアップテンポ・ナンバーへと変化していく。鼓動を高鳴らせるようなスリリングささえも感じさせる展開は、今までにないGARNET CROWの一面が表れているが、この流れは歌詞の気持ちがそのままサウンドとなって表現されているようだ。
 タイトルの“スパイラル”とは直訳すると“螺旋状”とか“複雑にからまった”という意味だが、この作品では人生を生きていく上で誰もがすんなりとはいかないけれど(螺旋状)、それでも夢に向かって進んで行こうよ、何か一つ信じているものがあれば進めるんだよ……、といった気持ちが爽快なまでにポジティヴに綴られている。未来に向けての高揚感が、まさに高鳴りをイメージさせるサウンドに乗せてストレートに伝えられている。
 いつにも増して澄んだ、ヌケ切っているとも言える中村由利の高音ヴォーカルも、その世界観を助長している。「A、Bメロとサビとでは世界がガラッと変わるので、気持ちの入れ替えが難しかったです。サビはテンションを落とさずにノリを大切に歌いました(中村由利)」と、レコーディングでは苦労していたようだが、そんな事を微塵も感じさせない夏の青空のような心地良い広がりを持った歌声にも、ともかく悩んでいるよりも前に進んで行け!と後押しされるようなパワーが満ち溢れている。
 制作はアルバム『SPARKLE〜筋書き通りのスカイブルー〜』と同時進行で進められていたそうだが、「夏に発売しましょうかと話してたので、夏らしく元気なものをやってみようということで進めていました(中村)」と、夏のリリースを意識したシーズン・ソング色も濃くなっているようだ。また、アルバムと同時でありながらも、アルバムの収録曲に多かったシンプルさとは違った凝ったアレンジになっているが、その辺については「確かにアルバムとはまた別の発想で考えていたりしました。また新しいGARNET CROW感と、リリースする時期とかも考えると、テンポ感のあるスポーティーな仕上がりにしたかったので(古井弘人)」と、常に新しいものを求める彼らの姿が顕著に浮かび上がるコメントで返ってきた。GARNET CROW=“スポーティー”といった発想、この言葉一つからも新しいサウンド展開である事が予想されるのではないだろうか? さらに、「始まりのゆったりとした部分から立ち上がって行く所や、走り出してからのグルーヴ感など細部に渡りこだわって作ってます(古井)」というように、かなり緻密に作り込まれた楽曲となっているので、全体的に漂っているGARNET CROWならではのオオワザ、コワザをじっくりと堪能して貰いたいと思う。  カップリング「夕立の庭」もアルバム時から制作をしており、「この曲はサウンドに奥行きを持たせたかったので、MIXERさんは大変だったと思います。一度MIXをした後なのにコーラスを重ねて再度MIXして頂いたり……(中村)」、「僕的には透き通るピアノと曲全体のゆったり感と退屈しないためのうまいバランスですかね!!(古井)」と、かなりレコーディングを重ねたまさにこだわりの1曲となっている。 切ないミディアム・チューンに乗せられた歌詞は、すんなりと物語に入り込んでいけるほど叙情的な言葉で綴られ、どうやっても叶わないものがあると知ったその瞬間を切り取って描いている。
 さて、最後に「スパイラル」に“揺るぎないモノ この世に一つ”といったフレーズがあったので、4人にとっての“揺るぎない一つのもの”とは?という質問をしてみた。
 「音楽に対する情熱、なんちゃって」(中村)
 「難しいですね。運命、サダメってやつです。そう思わないと消化できないことが世の中にごっついありますよね……って今思っただけなんで。明日には別の一つに変わってると思います」(岡本仁志)
 「事実」(AZUKI 七)
 「自分への追求ですかね(笑)」(古井)
――4者4様である。さて、あなたは“スパイラル”な人生で、何を信じて前を見ていますか?
 

■□■□ Member's Liner Notes ■□■□

●「スパイラル」
中村由利:この曲を聴いて残りの厳しい夏を乗り切って下さい!
AZUKI 七:(中村のコメントを受けて)でも、最近涼しいですよね。
古井弘人:初めてデモを聴いた時にサビは弾けたと感じ、一方スローもありかと色々想像力を掻き立てられた一曲でした。そこで、しっとりと始まって加速していく感じにこだわり、サビで広がり、思わずじっとしていられなくなり外へ飛び出してしまうという設定に落ち着きました。暑い夏の日差しからスポーツの秋へとお楽しみ頂ける一曲ではないでしょうか!!
岡本仁志:みなさんの夏のイベント事と共に脳にすり込んで下さい。この曲を聴けば2002年の夏を思い出す、みたいになってくれたら嬉しいです。

●「夕立の庭」
中村由利:しっとりと、雨降りを部屋の中で眺めているような感じをもって貰えれば嬉しいです。
AZUKI 七:しとしとって感じですね。
古井弘人:歌い出しのイメージを大切にしたかったのもあって、イントロの感じをどうするのが良いのか3パターンくらいの中からリスナーのモードに切り替え、現在のものに最終決定しました。ゆったりした感じを消したくないという気持ちも強かったのですが、退屈しないアプローチを工夫し、シンプルな仕上がりになっていると思います。イントロやサビの中でうっすらと鳴っているシーケンス・フレーズとピアノのアルペジオの絡みも、密かにこだわったポイントの一つでした。
岡本仁志:優しい音色が多いので中へ入って行けるのではないかと。


★INFORMATION

■TV出演!!
・8月16日(金)テレビ朝日系
「ミュージック・ステーション」
・8月16日(金)日本テレビ「AX」
・8月30日(金)TBS「CDTV Neo」

■初ライヴ決定!!
ついにGARNET CROWがライヴを決行! 待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか? みなさん、是非ご参加下さい!
●10月10日(木)なんば HATCH
(問)サウンドクリエーター (TEL:06-6357-7500)
●10月21日(月)赤坂 BLITZ
(問)H.I.P (TEL:03-3475-9999)
●10月31日(木)Zepp Fukuoka
(問)キョード−西日本 (TEL:092-714-0159)

■パーソナリティ番組
・CS放送クロスメディア番組「PASTIME PARADISE」好評OA中! ギターの岡本仁志による味のあるトークで好評のラジオ番組「PASTIME PARADISE」とリンクした京都の最新音楽情報番組。
→放送局:Sky Perfec TV Ch.726<京都チャンネル>、Ch.272<The MUSIC 272>
・GARNET CROW初のTVプログラム「GARNET TIME」OA開始! 中村由利とAZUKI 七が交替でMCを務め、これまでなかなか映像で見る事のなかった彼女達のキャラクターが垣間見える貴重なTVプログラム。
→放送局:Sky Perfec TV Ch.272<The MUSIC 272> 初回放送:隔週木曜 24:00〜24:15


GARNET CROW

New Single
「スパイラル」
8.14 on sale!

GIZA studio GZCA-2044
¥1,260(tax in)


1.スパイラル
2.夕立ちの庭
3.Naked Story 〜raze mix〜
4.スパイラル 〜Instrumental〜

※「スパイラル」フジテレビ系
「感動ファクトリーすぽると!」イメージソング