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6月25日にリリースされたデビュー・シングル「迷Q!?-迷宮-MAKE★YOU-」が、シングル・チャートで初登場15位を記録した岸本早未。得意のダンスを取り入れたビデオ・クリップが「The MUSIC 272」の“HOT RECOMMEND”6月度パワープッシュ・アーティストに選出され、同年代を中心に話題となっていた。この曲が「探偵学園Q」（TBS系アニメ）のオープニングとしてオンエアされている中、早くも2ndシングル「愛する君が傍にいれば」のリリースが決定！ 今作もデビュー・シングルと同じく、作詞をAZUKI 七（GARNET CROW）、作曲を大野愛果とトップ・クリエイター達が担当。ダンサブルなデジタル・ビートはそのままに、キャッチーで切ないメロディが印象的なミディアム・チューンに仕上がっている。過去の“君”との切ない思い出は、未来に続く1つの力……という歌詞が、現在高校1年生の彼女と同年代の人達、そして前へ進んでいこうとする全ての人にぴったりのナンバー。今月はこの楽曲に関するインタビューと共に、前作とは違ったHIP HOPダンスを見せてくれている、ビデオ・クリップの撮影現場にも潜入！
●誕生日でもある、デビュー・シングル「迷Q～」のリリース日となった6月25日はどのように過ごしましたか？
岸本早未（以下岸本）：25日はレコーディングだったのですが、スタッフのみなさんがケーキを買って来てくれて、みんなで食べました�･ そして、家に帰ったら真っ暗で、いきなりでっかいクラッカーで迎えられました�･
●自分の作品が店頭に並んでいるのを見てどんな気持ちでしたか？ ジャケット写真などで、自分の顔がみんなに見られているというのはどんな気分なのでしょうか？
岸本：なんか別人みたいで、少し恥ずかしいです。まだ、自分のCDが売られている所をあまり見たことは無いんですけど……でも、なんか信じられません。
●CDとなった自分の作品を聴いた感想は？
岸本：やっと出来上がった�･ なんか、今まで上手くいかなかった事とか、支えてくれた友達の事とかを思い出しました！
●周りの人達の反応は？ 言われて何か印象に残っている言葉はありましたか？
岸本：周りも、友達も、ずっと昔から応援してくれていたので、「おめでと～」って言ってくれました！
●すぐに2ndシングルのリリースとなった訳ですが、いつ頃からレコーディングには取り掛かっていたのですか？
岸本：「OPEN YOUR HEART」のレコーディングが終わってすぐ取り掛かりました。
●「愛する君が傍にいれば」を初めて聴いた時の印象は？
岸本：私とダンサーが輪になって踊っているところを最初にイメージしたのを覚えています。
●今作はダンサブルだけどミディアム調の切ないナンバーですね。ダンスにおいてはどんなイメージが浮かびましたか？
岸本：今回のダンスはHIP HOPです�･ 「迷Q～」は、勢いで前に迫りましたが、今回は、動きをめっちゃ大きくしました！ アレンジが上がって、歌詞が付いた時、ダンサーと一体化してこの曲を踊りたいと思っていました。
●前作の時は「セクシーに歌って」と言われて苦労したそうですが、「愛する～」のヴォーカル録りはどんな感じでしたか？ 今回も何か注文があったりしましたか？
岸本：“流れる涙は きっと 忘れる為の passage”の所を切なく歌って下さいと言われました!! 私的には、「切なく前向きに……、切なく前向きに……」ってずっと思っていて……、逆に思い過ぎて、歌う時に泣きそうになってしまいました。
●歌詞が随分大人びていますが、初めて歌詞を読んだ時はどう思いましたか？
岸本：私ももし大切な人が出来て、遠くに行ってしまう日が来ても、強く前向きにいようって思いました。すごく切ない歌詞で、それでもどこか強さを感じます。
●切ないこの感情をどうやって表現しましたか？
岸本：中学の時の友達と、卒業式の日に泣きながら話した事とか……。あと、まだ16歳だけど、16年間で経験してきた、人と人との出会いや別れが、考えようとしなくても歌っていると勝手に連想されました。
●歌詞でこの部分好きだなとか、この所が共感出来るといったフレーズはありましたか？
岸本：共感っていうか、「流れる涙は きっと 忘れる為の passage」のフレーズが大スキです1 泣き虫で、一人では生きていけない私を励ましてくれます。
●「会いたくて」は最初に聴いた時、どんな印象でしたか？
岸本：アレンジが上がって、歌詞も付いて、初めて歌った時には、頭の中で海をイメージしていました。広くて、広くて、誰もいない海で歌っている自分をイメージしていました。
●この曲で好きなフレーズや共感出来る部分はどこですか？
岸本：「なんで人は求めあうの？」という歌詞はすごく共感できました!! この一言から色々なことを思いました。たぶん強い人間なんて一人もいないんじゃないかとか、そんなことを思っている内にすごく感情を込めて歌うことが出来ました！
●前作のPVは体育館でダンスを踊っていましたが、今作のPVはどんな感じなのでしょうか？
岸本：今回は、巨大なスーパーマーケットで4人のダンサーさんと、外国人のエキストラさん（エイブラハムとマックス）で、ノリノリ（前作とは違うノリ）でHIP HOPを踊っています�･ あと、アメフトのユニフォームを着たりしてます!! 全体的にかなりお気に入りです。
●ダンスが大好きな岸本さんにとって、踊る事とはどんな存在ですか？
岸本：私にとって踊ることは、自分の存在をアピールする手段の一つでもあるし、大きな壁にぶつかった時に、大スキな曲で思いっきり踊ると楽になれるんです。いつも元気で自分らしさを失わないために欠かせない存在です。
●現在のスケジュールは？
岸本：9月10日発売予定のアルバム制作です。ほとんどレコーディングで毎日が過ぎていきます。
●テレビにも出演しましたが、どんな心境ですか？
岸本：ドキドキしました。いつもは見ているだけなのに、自分が出るなんて、なんか信じられません。
●今後、チャレンジしたい事ややりたい事は何ですか？
岸本：いろんなジャンルの歌とダンスに挑戦したいです�･ 時間が出来れば、本格的に服を作って、衣装として着たい�･ もっと上達したらライヴもやりたいです�･
●遂に夏休みに突入ですが、この休み中の目標は？
岸本：夏バテせずに、肉体改造し続ける（あきらめずに！）ダンス＆歌を上達させる�･ 花火大会を制覇します�･
★★「愛する君が傍にいれば」PV撮影潜入REPORT!! ★★
7月某日
前作「迷Q!?-迷宮-MAKE★YOU-」は体育館で踊るというシチュエーションのPVでしたが、今作の撮影は外資系のスーパーマーケットを閉店後に貸し切って行われました。
15時半頃、岸本さんが到着。16時の出発まで少しだけ余裕があるので、個室にて一人でダンスの練習を始めていました。練習熱心で頑張り屋の岸本さんは、少しのスペースがあれば、何処でも踊れてしまうらしい……。やがて、出発時間がやって来て、スタッフと共に車に乗り込み、今回お借りする尼崎のCOSTCOというスーパーマーケットへと向かいました。
外資系というだけあって、お店のサイズも大きければ、店頭に並ぶ品物もビッグ・サイズの大量買い専用という感じ。岸本さんも店内の様子に興味津々で、撮影前からハイテンション。ただ、撮影はお客さんが完全に引いてしまわないと行えないので、それまでの間は控室でダンサーの皆と振り合わせをしたり、食事を摂ったり、メイクをしたりと、開始までの時間を過ごすことになりました。
19時半頃、ようやく全てのセッティングも整い、まずはアメフト・シーンの撮影へ。今回はスーパーマーケットというシチュエーションと共に、岸本さんがアメフトの格好でダンスするという企画も持ち込まれていました。その打ち合せの段階から、今回の撮影が楽しみで仕方のなかった岸本さんは、嬉しそうにアメフトのユニフォームに身を包み、最初のシーンである青果コーナーへと向かいました。フルーツに囲まれつつ、引きと寄りのダンス・シーンを何テイクも重ねていました。1曲通して踊るだけでもかなりの運動量。「アツ～い」ともらしながらも、やはり踊るのが大好きな彼女、OKが出るまで笑顔でこなしていました。激しいダンスのせいで、アメフト風な肩パットが服の中で行方不明になってしまうというハプニングもありつつ、無事このシーンは終了。
22時を回った頃、ようやく次のシーンへ。次のコーナーへの移動やセッティングのため、本人は少しばかり時間が空いたのですが、16歳という若さからか、あまり休憩というものを取ろうとしません。「長時間の撮影になるから、体力温存してた方がいいんじゃないですか？」と話しても、エキストラで協力頂いた外国人の2人と戯れたり、振り確認のために踊ったり、写真を撮られていたり……何かしら常に動き回っていました。恐るべしSixteen！
やがて、衣装を白いキャミソールと、黒いつなぎを腰でとめたスタイルに変えて、メインとなるダンス・シーンへ。スタッフがレジ付近に作り込んだスペースで、COSTCOのコスチュームに着替えたダンサー4人を加えて撮影再開。撮影の合間の無邪気な姿とは打って変わって、踊り始めると凛々しく変貌するのが不思議。ここでも、カメラ位置を変えつつ何テイクも撮影が重ねられていました。ダンサーの皆もかなり疲れ気味でしたが、「みんな、岸本さんの元気に負けてるよ！」と声が掛かると、気合いも入り直した様子。1テイク終えるごとに簡易扇風機で涼んでリセットをはかる岸本さん、「ダンサーのみなさんも風に当たって下さい!！」と気配りも忘れていませんでした。その後、少し場所を移してレジ前での撮影。かなり時間も経過していたのですが、彼女の元気は衰えることを知りません。エキストラのみのシーンに変わっても、なかなかじっとはしていません（笑）。
ダンス・メインのシーンを終え、ようやくリップ・シーン（歌を口ずさむシーン）の撮影へ。一旦控室に戻って着替えとメイクをし直し、銀色の金網前にスタンバイしたのですが、実際、金網の前に立ってみると着ていた衣装がモニター上でしっくりこない。結果、急いで別のものに着替え直すことになりました。お店のタイム・リミットも押し迫っていたため、控室へダッシュ！ 着替え直して、彼女オンリーで3、4テイクほど撮り終えると、ダンサーのみのダンス・シーンへ。最初は座ってモニターを眺めていた岸本さんですが、ダンサーの踊る姿がどうにも気になるようで、立ち上がって現場近くまで足を進め、みんなの姿を食い入るように見つめていました。
タイム・リミットも随分オーバーして、ようやく最終カットへ突入。もう一度衣装をダンス・メインの時と同じものに戻して、外国産のカラフルなお菓子が並ぶ陳列棚でのシーンに。ラストは悔いのないようにと彼女もダンサーもスタッフも、現場全員気合いが入っていました。最後にカメラ位置を変えてそれぞれ2、3テイクほど撮り終了。「お疲れさまでした～！」の声と拍手に包まれて、ようやく全編の撮影が終了となりました。
もう外は白々と明るんできた撮影終了後、撮影スタッフから彼女の頑張りに対するご褒美として、陳列棚で彼女の心をひときわ惹いていたピンクのマシュマロ・セットがプレゼントされました。「疲れが吹っ飛びます！ ありがとうございます！」と満面の笑顔で答えた彼女も、さすがに帰りの車内では爆睡していました。
前回とは一味違い、HIP HOPテイストの加わったダンスが披露される「愛する君が傍にいれば」のPV、彼女の頑張りと共に是非チェックしてみて下さい！
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