愛内里菜

New Single
「赤く熱い鼓動」

2005.5.4 On Sale!


恒例のバレンタイン・ライヴも終了し、遂に愛内里菜の2005年初のシングル作品がリリース決定! アルバム『PLAYGIRL』で実感する事が出来た逞しさに、自身を奮い立たせるメッセージがプラスされた作品に仕上がった「赤く熱い鼓動」は、素直に気持ちを言い切る強さが溢れたロック・ナンバー。1作ごとにパワー・アップする姿を見せてくれる愛内里菜に、今作について話を聞いた。

●アルバム『PLAYGIRL』後、初の作品リリースで、なおかつ2005年最初の作品となりますが、そういう事は意識しましたか?
愛内里菜(以下愛内):『PLAYGIRL』に続くシングルという事で、アルバムの時に自分で見つけた “逞しい”とか“一皮剥けた強さ”みたいなキーワードは意識して作りました。綿貫さんのメロディを聴いた時に情熱的な中にもキュッて切ない感じもあったので、今の逞しく生きて行きたいっていう自分の気持ちにすごくぴったりのイメージが強くてこの曲を選んだんです。

●アルバムの時に、“今まではどういった言葉で人を温めてあげようかと考えていたけど、今回はこういう自分であればよいといった事を伝えたかった”と言っていましたが、今作はより自分に対してのメッセージ・ソングへと仕上がったのではないですか?
愛内:『PLAYGIRL』の時は24歳を迎えて、大人の女の子というステージに踏み出すためにまずたくさんのメッセージを作ろうとしていたので、1曲ごとにテーマを設定して自分以上にセクシーだったり強かったり逞しかったりと想像の女の子も含んでいたんですけど、今回は自分なりに思った素直な逞しい生き方っていうのを描けたので、人に対してこの人を温めるメッセージを送ろうというよりは、自分自身の心の中的なメッセージが強く出た感じですね。

●愛内さんが今思う逞しさはどういうものですか?
愛内:今までは歌詞を書く時に誰かを包んで上げたい、守ってあげたいってのがあったので、同意を求めてしまう“こうだよね?”って書き方だったんです。だからどうしても強がりを感じていたり、奇麗事に聞こえてしまったりする時もあったし、自分の中で言い切る事が怖いっていうか、みんなに同意を求めてしまう自分の弱さが癖として出てしまっていた。でも、『PLAYGIRL』からはもっと自分で自分をコントロール出来るようになって、言い切る事が自分の中でけっして格好付けているわけでも、強がっているわけでもないんだって。そういう言葉がたくさん書けるようになったのが、今の私が持つ強さや逞しさかなって思っています。

●愛内さんの言葉は、“他人にどう見えても ひとつ前の自分に勝っていたい”ってフレーズと通じるなって思いました。
愛内:そう、前だったら “ひとつ前の自分に勝てる事が大事だと思う”って同意を求める言い方になっていたり、“そういう自分でありたい”って何か希望や願望を持つのが大事だよねって言って、それを“そうだね”って同意してくれる人や仲間を求めていましたね。仲間がいるから頑張って生きて行けるっていう、強さの中にどこかしらちょっと弱さが見え隠れしてしまっていた。そういのが一つ脱皮出来て、ガツンと自信を持って言い切れる自分に変わりましたね。

●“ひとつ つかんだチャンス すべてそこに注ぎこめ”というのもすごくタフな女性像ですね。
愛内:生きていく限り誰にもリミットがあるから。その中で自分が願う事や可能性っていうのは無限にあるかもしれないけど、その可能性の中から選び取って叶える事って本当にたったいくつかだけじゃないですか。だから自分がこれだって思う、今出来る事に対して一生懸命に力を注ぐってすごく素晴らしい事だと思う。まずはそれを見つける事がすごく難しいと思うんですけど、その無限にある可能性の中から自分がこれだって思う1つのものを掴んでそこに注ぎ込む事の大事さ、そういう燃えている感じを今回はすごくメッセージにしたかったんです。やれる事に対してすべてのパワーを当てていこうっていう、すごく熱いエッセージを入れています。タイトルの「赤く熱い鼓動」は、綿貫さんのメロディを聴いた時に心の内が赤くボーボーと燃えている感じがしたので、そのまんま「赤く熱い鼓動」にしよう!って付けました(笑)。

●「FANTASY RUSH」は、バイクや車のスピード感と、主人公の心の勢いをシンクロさせた歌詞になっていますね。
愛内:モータースポーツのテーマ・ソングになるって聞いたので、そういうのも影響しています。自分が今ちょうど免許を取りに行っているので、そういう選手の気持ちもちょっとは感じられたかなって。自分の車に希望とか願いとか想いっていうのを積みながらゴールに向かって走っている……そういうドリーム的な道路を走っていくって感じで書いたんです。ガンガンとスピードは出ているけど、ゴールっていう夢に向かう勝負を楽しんでいる雰囲気を出したくてFANTASYって言葉を選びました。突き抜けていく期待感と共に、選手にエールを送る気持ちで書いています。

●自分が運転する事で風景って全然違って見えると思うんですけど。
愛内:ぜんぜん違いますね。今は先生に言われて一生懸命ハイハイって運転しているので、早くファンタジーなラッシュが出来るように頑張ります。

●「愛が見えたよ」は初のウエディング・ソングになっていますが。
愛内:ウエディング・ソングは初めてですね。この曲を聴く2日ぐらい前に友達の結婚が決まって、それからこのメロディを聴いたので、すごく結婚式の情景が浮かんじゃったんですよ。友達への祝福の意味も込めて歌ってみようかなって。もし自分が結婚するとしたらって想像もちょっと入れながら書きましたね。自分はまだなので想像の世界になるけど “ “決心”をくれた人” って歌詞の中でも書いている通り、結婚ってやっぱり決心するまでにはこれまでにない愛が見えた時だったり、愛をもらった時、愛を渡せる自分になれた時っていうイメージがあるので、それをタイトルにしたいなって。

●愛内さんは結婚願望がありそうなイメージですが、自分の結婚に関する理想などはありますか?
愛内:憧れはあるんですけど、すごいラブラブな歌詞からも分かると思うんですけど、ロマンチストっていうかけっこう夢を見がちなタイプなので、愛が見えた時がずっと続いてくれないと嫌なタイプなんですよ。慣れていって2人が気を遣わずに時間を一緒に過ごせる安心感も結婚には大切かもしれないけど、里菜にとっては常に愛が見えたよっていう瞬間、夢のような瞬間を最後まで続けて欲しいっていうのがあるので、結婚に憧れている反面、結婚に恐怖も持ってるんです。理想と現実のギャップに耐えられるかが(笑)。だからもうちょっと自分を磨いてからでないと無理ですね。

●ウエディング・ドレスはやっぱり愛内さんらしい個性的なものになりそうですね。
愛内:ウエディング・ドレスのスカート一面を2人のラブラブな写真にするのが夢なんです〜! 絶対にこれはしたいんです!

●それはかなり個性的で……。ところでバレンタイン・ライヴはすごく盛り上がっていましたね。
愛内:セットとしてはシンプルで、本当に自分とバンドっていうスタンスでやりました。久々にみんなをすごく身近に感じられたライヴだったので、一緒に盛り上がった感が強かったですね。

●後半はお客さんの熱気がすごくて本当に暑かったです。
愛内:暑かったですね。曲が進むにつれて1つになっている団結感を特に感じられたライヴになりました。

●シンプルなステージだけれど、両端にポールがあってショーガールっぽいセクシーな一面も見せていましたけれど。
愛内:あのポールは急遽用意してもらったんです。合間に『PLAYGIRL』のイメージも入れようかなって。

●今年の予定はいかがですか? あっという間に夏が来て里菜祭りの時期になりそうですね。
愛内:今年はデビュー5周年だからより一層盛り上げて行きたいので、まずは里菜祭りに臨みたいと思っています。みんなに会うのが一番自分のエネルギーへと変わっていきますから。

●去年は24歳という区切りがありましたが、今年の5周年も区切りになっているのでしょうか?
愛内:あんまり5周年だからこうしようっていう考えは無かったんですけど、気付けばもう5周年か〜って感じで。初心を忘れずまた頑張ってやっていきたいなって、自分の心に喝を入れる感じですね。


愛内里菜

NEW SINGLE
「赤く熱い鼓動」

2005.5.4 Release


GIZA studio
GZCA-4038 ¥1,260(tax in)