doa

New Single
「青い果実」

2005.4.27 On Sale!


初の大阪&東京ライヴを終えて、R.E.M.のオープニング・アクトも無事終了して、経験によって色んな手応えを感じているdoa。そんな彼らに新曲「青い果実」について話を聞いた。

●R.E.M.のオープニング・アクトはいかがでしたか?
吉本大樹(以下吉本):武道館という場所で初めて1万人という観客の前でやらせてもらいましたが、その方たちはみんなR.E.M.を見に来ていたので、当然僕たちを知っている方達が少ないんです。そんな中で演奏をするのはなかなか経験出来ない事で、空き缶とかが飛んで来たらどうしようかって考えていたんですけど、温かい拍手を頂いて素晴らしい経験をさせて頂きました。
大田紳一郎(以下大田):オープニング・アクトは場所が限られていてスペースも小さくて、ドラムとモニター・スピーカーの間に自分達のセットを置いてやったのですが、すごくコンパクトでリハーサルをしているような感じでお客さんの顔が見れた感じでしたね。

●シングル「青い果実」ですが、初めて吉本さんが1曲目の作詞を担当していますね。
吉本:僕の書く歌詞って何か共通性があるかもしれないですけど、僕自身が常に成長し続けて更に上を、更に他のものを求めて進んでいるのでこの詞が生まれたんです。色んな僕の身近な人とか友達とか仲間とかでも、夢だったり目標だったりを努力すれば達成しているけど、途中で色んな楽しい誘惑に負けてその目標を失って達成せずにいたりして。でも、努力すれば実る事であれば頑張って実らせよう、だって今の自分はまだまだケツの青い子どもなんだというメッセージです。

●「英雄」よりさらに激しい楽曲になっています。
徳永暁人(以下徳永):R.E.M.のオープニング・アクトをやって、本当に上には上が居て、自分の小ささとか世界レベルっていうのがあるんだなって。そういう事を実感する事によって僕らも成長して行けるみたいなのを感じたので、本当に今の僕たちって感じの歌詞。今回の3曲は『open_d』の後から作り始めたんですけど、僕の中では「青い果実」は夏の野外でこんな曲をやりたいなって思って作っていて。ライヴを何回もやって来て、ライヴで盛り上がりとか自分らがやりたい曲とかそういうイメージがわりと出来てきて、春から夏にかけて外で演奏してみたいなって勝手なイメージから生まれた曲。サウンド的にも僕らの中では『open_d』で世界が1つ見えて、先の事を求めて。でも変わってない事は何も変わってないんですけど、また新しいアイデアが湧いてきたのでついつい作ってしまった感じ。

●ギター・サウンドのこだわりは?
大田:今回はギター・サウンドを特に変えようとしていて、ギター・サウンド革命元年。今までのdoaを残しつつも、もう少し僕の色を出すっていう。僕が昔よく弾いていたような歪んだギターを全面に出してみようって、リーダーのお許しが出たので。
徳永:可能性が一杯あるので。
大田:doaとしては新しい感じになっています。でもアコギはいつもと一緒で。
徳永:も、やっぱり前作よりもまたヘビーになっている。「火ノ鳥のように」みたいな僕らが好きなアレンジで、前半の1番が半分のテンポぐらい遅く感じるように作っていて、2番から急に速くなる展開になっているんです。

●フッっていう男らしい声が入っていますが、これは?
徳永:最初に曲を作っている時に、メロディの最後につい自分が口ずさんでしまったんですよ。そしたらメンバー同士でレコーディングしている時にもっと重ねようかって。何回もフーフー言って。

●最初のドラムのフィルと共に声が入っているんですけど、あれは誰ですか?
徳永:吉本です。
吉本:やっぱり人間は何するにも力を入れる時はフッって息を吐き出すんです。この曲はけっこう力を入れて歌う曲なので。

●曲の聴き所は?
徳永:とにかく季節感がある仕上がりで、パワー・ポップな感じでこれからの季節は車の中なんかで聴いたらすごくいいかなって。今回も変則チューニングで、ドロップdを使っています。

●また「ウルトラマンネクサス」のオープニングになっていますね。
徳永:テレビで流れているのは実は2番なんです。普通はテレビだと1番が流れるんですけど、なんか2番を流したいなって思って。だから1番を聴いて違うってみなさんビックリしないように。

●「Sexyest Girl」はロックな格好いい曲になっています。
吉本:1人の女性に惚れ倒していて、最高だと思っている人が自慢でもあるんだけど、セクシー過ぎて周りの男たちの目とか、他の男に取られるっていう心配もありつつ、けどとにかくセクシーでたまんないぜっていう歌詞です。

●これもギター・サウンドが印象的ですね。
大田:シンプルにギター1本ですね。
徳永:無人島でやったけど、ここまでのシャッフル・ビートは初めてですね。だからすごくノリの良い曲になっているんです。英語の歌詞をシングルには毎回入れているんですけど、今回の英詞のノリとか、「Sexyest Girl」の意味とか世界観とか、やっぱり英語じゃないと出来ない世界観。例えば日本語にしてみると恥ずかしいような事も、英語だったらわりとアーティスティックに見えたり。そういうのでまた僕らの可能性をチャレンジした所がありますね。

●「涙が止まらない」はグッと聴かせる曲ですね。
徳永:これは僕らの得意技というか、アコギとコーラスだけで聴かせるっていういつもの手法です。詞を読めば分かるんですけど、涙が止まらないっていう、本当にすごく情景が浮かぶような感じになっています。

●吉本さんのヴォーカルでこだわった点は?
吉本:ガンガンのロックの時のようには力まずに、メロディと詞に気持ちを込めて歌いました。歌っていて本当にちょっと涙が出てきました。

●大田さんのアコギはまた今までとは違った弾き方になっていますが。
大田:今までには無いですね。ピックを使ってない弾き方。ギター・ソロもあるんですけど、あれも指で弾いた形です。普段はピックで弾く事が多いんですけど、例えば家の中で友達と鼻歌を歌いながらって時は指でギターを弾く事が多いので、そんな延長でつい歌っちゃったって世界観を作りたくて。呟きながら歌っていたりとかのイメージ。

●徳永さんと大田さんはB'zのツアーで、吉本さんはレースで海外に行きますが、doaとしての今後はいかがでしょうか?
徳永:ツアーに出ている時はライヴが出来るかどうかはわからないけど、制作が好きなのでそれは続けて行きたいと思っています。どんどん新しい曲を作っていって、秋口ぐらいにはライヴをやりたいなって。

●大阪と渋谷で行った初ライヴはいかがでしたか?
徳永:ライヴはパーティにしたいんですよ。僕たちの家に友達が遊びに来て、元気だった?って歌を歌ってお酒を飲んで、じゃあねって帰って行くみたいな。そういう空間にしたいっていうのがあるので、自然にそういう風なステージになったかもしれないですね。
吉本:ファンの方の徳永さんのイメージが一気に変わったかもしれないですね。でも、それぞれの個性が見せられて良かったんじゃないですか。

●秋のライヴまでに作品リリースの予定や他の活動はありますか?
徳永:ツアーやレースに出ているからって休む気はこれっぽっちも無いので。ブログ(http://doa.livedoor.jp/)も頻繁に更新しているし。あとはファンクラブ・イベントとかもやりたいんです。その辺は未定ですけど、そろそろそういうのも考えたいなって。夏なので楽しい事も一杯発信していきたいと思っています。


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NEW SINGLE
「青い果実」

2005.4.27 Release


GIZA studio
GZCA-4042 ¥1,260(tax in)