愛内里菜

New Single
「GLORIOUS /
PRECIOUS PALCE」

2006.3.15 Release


愛内里菜にとって2006年第1弾となる両A面シングル「GLORIOUS / PRECIOUS PLACE」が3月29日にリリースされる。この曲はプレイステーション2専用ソフト「Another Century's Episode 2」のイメージソング、エンディングソングとなっており、昨年末からこのゲームソフトCMでも使用されていたので、既に耳にしている人も多いだろう。葉山たけしとの初コラボレーションとなったダンサブルでグルーヴィな「GLORIOUS」、切ない中にも凛としたメロディが息づいている小松未歩作曲の「PRECIOUS PLACE」と、どちらもインパクト大な楽曲に仕上がっている。今回は最近の活動状況などを交えながら、ニュー・シングルについて彼女に話を聞いてみた。 (INTERVIEWED BY EMI MORI)

●昨年の取材で2006年の抱負を伺った時、“活動的な1年にしたい”とおっしゃっていましたが、今年はhills パン工場での“2006お正月RINA special NIGHT”や、『愛内里菜 in N.Y. ビリー・ジョエル ミュージカル「ムーヴィン・アウト」徹底追跡』の番組でN.Y.に行かれたりと、まさに活動的な日々を送られていますね。N.Y.の旅はいかがでしたか? 思い出深い出来事などがあれば教えて下さい。
愛内里菜(以下愛内):街の大きさに大興奮!! 規模の違いにただただ驚いて、ずっと上を見上げて歩いてました。そしてやっぱりミュージカルの盛んな、タイムズスクエアのブロードウェイを歩いた時は一番興奮しました。

●そして先日はバレンタイン・ライヴが行われましたね。今回は会場をhillsパン工場に移し、ファン・クラブ会員の方を対象にした今までとは違う形のライヴだったと思いますが、どうでしたか?
愛内:ファン・クラブ“a*rina”の皆さんとのイベントというのは、実はデビューして初だったので、すごく嬉しかったです。これからはもっとこういう機会を増やしていけたらと思います。

●3日間連続でライヴをするという事も今までなかったかと思います。それぞれの日ごとの盛り上がりも違いましたか?
愛内:違いましたね。初めてパン工場に来る人もたくさんいたと思います。セット・リストもバレンタインという事で、一番伝えたいメッセージ・ソングは毎日変えて、新鮮な気持ちで3日間歌えました。

●そこで今回のニュー・シングルも披露されたんですよね。やはり、新曲を披露する時は緊張しますか? お客さんの反応はいかがでしたか?
愛内:今回は「GLORIOUS」を初披露しました! やっぱりどんな曲も初めてライヴで歌う時はちょっと緊張しますね。「GLORIOUS」は最近まで多かったロック色の強い曲ではなく、久々のダンス・ビートという事もあって、歌うまではドキドキしました。

● 「GLORIOUS」はダンサブルで情熱的なナンバーですが、最初に楽曲を聴いた時に浮かんだイメージはどういうものだったのでしょうか。
愛内:今回は初めにゲームのオープニング映像を見て、それに曲、アレンジ、歌などを合わせて作っていきました。一番始めに私の頭をよぎったイメージは“光”。それも汚れなき、聖なる輝かしい光です。

●“GLORIOUS”という言葉がすごく印象的なのですが、この言葉は最初から出てきていたのですか?
愛内:はい。これも映像を見ているうちに、“このサビに入る言葉はGLORIOUSだ!”と決めていました。

●歌詞の中には、ひたむきに頑張って前に進む人とそれを支える人が登場していますが、この二面性は誰もが持ち合わせているものでもありますよね。こういったテーマで歌詞を書こうと思ったのには何かきっかけがあったんでしょうか?
愛内:この映像を見た時に、力強さやスピード感というものも、もちろん感じたのですが、戦闘シーンというだけにその激しさの裏にある“孤独”というのも強く感じました。なのでただ勢いのある応援歌ではなく、祈るような気持ちを込めた、相手に寄り添ってあげられるような、そんなメッセージを込めたいと思いました。

●「GLORIOUS」の歌詞で気に入っている箇所があれば教えて下さい。
愛内:頭サビ! 1番のサビにもありますが、一生懸命な中でどんな時も一生懸命な自分を信じていられる事は大事!

●「PRECIOUS PLACE」は新たなフィールドに進もうとする人を応援するような内容の歌詞になっていますね。これは楽曲を聴いて生まれたものだったのでしょうか? それとも以前から愛内さんが書きたかったテーマだったのでしょうか?
愛内:エンディング曲はゲームを達成すると流れるという事を聞いて浮かんできた、 “PRECIOUS PLACE”という言葉をキーワードに歌詞の世界を広げていきました。たどり着いたゴールにいつまでも留まってないで、またそこから見える新たな世界を探しに行こう! ゴールは新たなるスタートでもあるって事がテーマです。そして再出発をする時には初心を思い出し、自分をゼロに戻して、自分を見つめ直す事も忘れないでという事をメッセージにして書きました。

●愛内さんにとっての“PRECIOUS PLACE”はどういった場所ですか?
愛内:記憶の中にある、自分があの時ものすごく頑張った、よく乗り越えたなって、苦しいながらも一生懸命だったと思えるシーン。そんな初心を思い出せる場所=自分というものを再確認出来るゼロの場所。それが私の、そしてこの歌詞で言いたい“PRECIOUS PLACE”です。

●今回の「GLORIOUS / PRECIOUS PLACE」は生きていく上で誰もがぶつかる試練に立ち向かう勇気や、自分が目指す場所に進む強い心など、精神面に焦点をあてた内容になっていますね。これは愛内さんが日頃感じている事とリンクしたりしているのでしょうか?
愛内:そうですね。精神的な事はやっぱり自分が感じた事のある感情でないと書く事も伝える事も出来ないし、前向きなメッセージは常に自分に対してのメッセージにもなっています。

●今回のシングルは両A面であり、この2曲がそろう事で歌詞の持つメッセージが強く聴き手に届くのではないかと思ったのですが、この2曲は対の関係だったりするのでしょうか?
愛内:はい、繋がりを持たせて作りました。「GLORIOUS」を聴いて目標に向かい、達成した場所で「PRECIOUS PLACE」を聴いて欲しいと言う想いをこの2曲に込めました。

●またこの2曲は、ゲームソフトのイメージソングとエンディングソングという事で、1つのゲームの世界を彩るものとして重要な楽曲でもありますよね。実際に自分の曲と一緒にゲーム映像を見た時の感想を教えて下さい。
愛内:「GLORIOUS」の方はA.C.E.2ヴァージョンという事で、1曲目とは違った音色になっているんですが、映像に合わせて音を作り込んでいっただけに、予想通り、期待通りバッチリハマっていて感動でした。迫力あるプレイを楽しんでもらえると思います!

●今回のシングルが2006年第1弾シングルという事で、更に本格的な音楽活動が展開されると思いますが、今後の予定は?
愛内:そうなんです! 実はこの「GLORIOUS / PRECIOUS PLACE」に続いて、5月3日に早くもニュー・シングル「MIRACLE」をリリースします! そして全国のファンの皆さま、お待たせしました。遂に久々のツアー決定! 今年は「里菜2祭り」までにいろんな場所へ行きますよ! それまでこの2作品をじっくり聴いて、もうちょっとだけ待ってて下さいね。


愛内里菜

New Single
「GROLIOUS /
PRECIOUS PLACE」

2006.3.29 Release


GIZA studio
GZCA-7069 ¥1,050(tax in)