上原あずみ

New Album
『生きたくはない僕等』

2006.10.18 Release


1stアルバム『無色』の発表から約4年。上原あずみの待望のニュー・アルバム『生きたくはない僕等』が10月18日にリリースされる。今作には活動復帰後に発表されたシングル3枚に加え、岩田さゆりに歌詞提供した「First love」のセルフ・カヴァ−、デビュー後間もなく制作されながらも発表が見送られていたナンバーなど、まさに活動休止期間と現在を繋ぐ楽曲群で構成されたアルバムに仕上がった。またアルバムと同時に発売される初の詞集「ココロ」では、書き綴られた言葉を通して、表現者・上原あずみの姿を堪能する事が出来る。まさに満を持してアルバムと詩集を同時リリースする彼女に、詳しい話を聞いてみた。(INTERVIEWED BY EMI MORI)

●まさに待望のニュー・アルバムのリリースとなりますが、実際に出来上がってみてどうですか?
上原あずみ(以下上原):ファンの人達が思っている上原あずみらしさも出せたし、新しい上原あずみも出せたと思っているので、今までと違った色々な面を出せているアルバムになったと思います。

●アルバムの制作作業はいつ頃から始まっていたのでしょうか?
上原:本格的なアルバム・レコーディングが始まったのは、今年の5月ぐらいですね。アルバム収録曲の歌詞を書き始めたのは4月中旬ぐらいからで、自分が良いなと思う曲から歌詞をつけていったんですけど、出来上がったものからアルバム収録曲としてのバランスを見て、選んでいった感じです。

●アルバム・リリースが決定した時はどう思いましたか?
上原:嬉しいなと思う反面、大変だなとも思いました(笑)。アルバム制作と言うと、過酷なイメージがあったので……。「秘密」(05.12.7発売)を作った辺りから、来年(2006年)秋ぐらいにアルバムを出そうという話があって、“それじゃ年明けから歌詞を書かなきゃ”と思っていたんですけど、結局書くのは切羽詰まってからになっちゃって(笑)、一気に書きました。

●それまでにも、アルバムを出したいという気持ちはあったんですか?
上原:ありましたね。やっぱりアルバムって、シングル以外の新しい曲が入るし、特別なものだと思うので、アルバムをファンの人達に届けたいという気持ちはありました。

●制作作業は順調でしたか?
上原:1stアルバムの時はすごく大変だったんですけど、今回のアルバムは、結構楽しみながらスムーズに作る事が出来ました。歌詞を書く事や歌入れも、特につまずく事もなく、順調に進んでいった感じです。

●アルバムを作る時に、こういうタイプの作品にしたいというようなものはあったんでしょうか?
上原:1枚目とは違うアルバムを作りたいというのがあったので、今までの自分のイメージを覆すような感じの曲調のものを選んだり、タイプの違う歌詞の曲を書いたりしました。似ているタイプの曲や詞ばかりじゃなくて、色々なタイプの曲や詞にする事を意識しながら作っていきましたね。

●そして、今回は詞集も発売されますね。
上原:詞集は前から出してみたいと思っていたので、今回詞集を作るお話を頂いた時は、すごく嬉しかったです。たくさんの中から選ぶ作業は、かなり悩みましたね。これからも機会があれば、詞集は続けて出していきたいです。

●最後に、アルバムと詞集を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。
上原:アルバムは色々な上原あずみが詰まっていて、意外性がある作品になっていると思うし、一生懸命歌詞を書いて歌ったので、是非聴いて欲しいです。詞集は特に誰かに見せる訳でもなく、ただただ書いてきたものを本として出すので、心の奥底にある言葉や想いが詰まっていると思います。それを感じてもらいたいです。

※ライナーノーツは本誌をご覧下さい。


上原あずみ

New Album
『生きたくはない僕等』

2006.10.18 Release


GIZA studio
GZCA-5095 ¥3,059(tax in)