愛内里菜&三枝夕夏

Special Collaborate Single「7つの海を渡る風のように」
2007.4.11 On Sale!


2006年、名探偵コナン10周年を記念して制作されたテレビ・シリーズのオープニングテーマ「100もの扉」(大野克夫作曲)でコラボレーションを果たした2人が、勇敢な蘭と園子の友情を、疾走感溢れるクールなアップ・チューンで表現した今作。作曲は、これまでにも数々の名探偵コナンの主題歌を産み出してきた大野愛果が担当。作詞はもちろん愛内里菜と三枝夕夏の共作です!!  太平洋を舞台に空前のスケールで描かれた映画のストーリーからインスパイアされ生まれた主題歌のタイトルは、「七つの海を渡る風のように」。ミステリアスなメロディに乗せて“一秒たりとも戻れず 一秒先も見えず こんな場所で信じきれるのは君の心”と、大切な相手に向けた、熱い想い・絆を描いています。
クールで力強い愛内の歌声と、温かく優しい三枝の歌声が絶妙なハーモニーを産み出し、まるでスクリーンから蘭と園子が飛び出して来たかの様に、息の合った2人が、音楽の世界からも愛、友情、絆の素晴らしさを表現しています。そこで、4月21日からいよいよ公開となる「名探偵コナン 紺碧の棺」の主題歌「七つの海を渡る風のように」について、お2人に話を聞いてみました。


●今回はコナン・サイドからお2人にオファーがあったと伺いましたが、お話がきた時はどんなお気持ちでしたか?
愛内里菜(以下愛内):まずは、嬉しかったですね。以前「Dream × Dream」を主題歌に使ってもらって、実際映画館でエンディングに流れたのを聴いて、感動しましたから。でも逆に今回は、映画館の感動を知ったので、映画にマッチした曲を作らないといけないなと気が引き締まりました。
三枝夕夏(以下三枝):私はコナンの映画の主題歌を担当させて頂くのは初めてなので、まずそれが嬉しかったですね。テレビの方は何度か担当させて頂いているんですが、映画館の大きなスクリーンから“自分達の曲が流れるんだ〜”って思ったら、なんかすごい興奮してきました! それに、また愛内さんと一緒に制作が出来るのもすごく嬉しかったです。前回の「100もの扉」の時にもすごく楽しかったし、得るものも一杯あったので。

●例えばどんな部分ですか?
三枝:もちろん歌の表現力という部分は大きいですが、歌詞の部分でも一杯感じる事があって。今回も前回も一緒に歌詞を作っていきましたが、自分にはない世界観だったり、それをメロディにのせた時の譜割も、自分には浮かばない譜割だったりするので、新しい発見というか、すごく新しいものを吸収出来ていると思います。<

●愛内さん的にはいつもソロで活動されていますが、こういったコラボレーションという形から何か新しい発見はありましたか?
愛内:つの曲に対して、同じテーマで書いた歌詞が、全然違うものが上がってきたのが面白かったです。その違うものを上手くミックス出来るんだという事が発見ですね。

●制作はどんな感じで進んでいきましたか?
三枝:最初に映画のプロットを読ませて頂きました。それで2人で最初に集まった時に、映画のストーリーについて話をして、今回の歌詞は“友情や絆”をテーマに書いていきたいねっていう事になったんです。それで、じゃあ一度フルの歌詞をお互いそれぞれ書いてみようよって話になってその日は別れました。それで1週間後位に自分達の書いた歌詞を持って寄って交換して読んだら、テーマは同じなのに全く違う世界観の歌詞になっていて、すごく面白かったですね。

●どんな風に違っていたんですか?
三枝:なんて言うんでしょう? 愛内さんの歌詞はどちらかというとシリアスな世界観で、私の歌詞はハートウォーミングな感じかな(笑) 最初に並べた時には、果たしてこれを1つにミックス出来るのかな〜って思いましたね。

●でも出来上がった歌詞を拝見する限りでは、最初から1つのものだったように感じますが。
愛内:どうしようって2人で悩んでいる時に、プロデューサーから、“全く違う2人だから面白いものが出来るんだよ。ビートルズのポールとジョンだって、違うタイプの2人が融合した時に、より素晴らしい作品が生まれたんだから”っていう話をされたんですね。それで夕夏ちゃんと“なるほど〜”って納得して。そこからは、頭の中を切り替える事が出来て、わりとスムーズに作業を進めていく事が出来ましたね。

●実際それぞれが書かれた歌詞が1つになったものを初めて見た時の感想はどんな感じでしたか?
愛内:生まれ変わった感じかな。1つにまとまるか、かなり悩んでたからパッと世界が広がった感じです。
三枝:愛内さんの歌詞が自分の歌詞の中に入る事で、スパイスが効いた、いい歌詞に仕上がったなって思いました。

●タイトルはどのように決まりましたか?
愛内:タイトルは最終的に2人で決めました。

●曲は大野愛果さんという事ですが、曲が先にあったという事ですよね?
三枝:そうですね。私達がプロットを読んでいる時に曲が決まりました。

●最初に聴いた時の感想はいかがでしたか?
愛内:シリアスな情景を思い浮かべましたね。ちょっと重い言葉をメロディに乗せたくなりました。
三枝:ぞくぞくっと来ました。個人的にすごく好きなメロディや曲の展開でした。デモの段階から今のイントロのイメージのものが入っていたんですけど、曲の頭からもう心を掴まれた感じでしたね。また、コナンの映画のイメージにもぴったりだと思いました。

●歌入れはいかがでしたか?
愛内:歌詞を書きまとめるのが、結構大変だと思っていた分、自分なりには歌入れはさほど問題なかったです。歌詞が出来上がって、気持ちが1つにまとまった感じです。
三枝:サビの部分で今回は愛内さんがメインのメロディ・ラインを歌って、私がそれにハモってるんですけど、楽しかったし、出来上がった時とても嬉しかったです。

●今回の作品制作の中で一番印象に残っている事は何ですか?
愛内:背中合わせする撮影が多かったんですが、こんなに背中合わせした事は初めてです。その分、ほんとに信頼関係が出来上がったって感じです。
三枝:“妥協のない現場”ですね。実際時間がない行程で制作は進められていったんですけど、“時間がないからコレでいいや”みたいな、小さな妥協も一切なく進められていきました。それは曲だけじゃなくて、PVとかもそうだったし、愛内さんと一緒にこだわりながら作品を作っていく事が出来てとても嬉しかったです。

●では、ズバリ「七つの海を渡る風のように」の聴き所をお願いします。
愛内:ズバリ、最後の最後「七つの海を渡る風のように」が、歌い切るのが大変なんです。その分、だいぶ気持ちこもってますのでそこを聴いてもらえたらなと思います。
三枝:歌詞とサビのハーモニーです。

●カップリングについてお聴きします。2曲目の「destiny」は愛内さんがメイン・ヴォーカルになっていますが、こちらのレコーディングはいかがでしたか?
愛内:歌入れ自体は特に問題なく、気持ち良く出来ましたが、その時、インフルエンザにかかっていたのでそっちの方が大変でした(笑)。

●三枝さんはコーラスを担当されていますが、いかがでしたか?
三枝:難しかったです! ラインが難しくて……。でも久しぶりに複雑なコーラスをやったので、勉強になりました。

●スバリ「destiny」の聴き所をお願いします。
愛内:オリジナルより、春っぽくなっているので、この季節にぴったりだと思います。

●3曲目の「願い事ひとつだけ」は三枝さんがメイン・ヴォーカルを担当されていますが、いかがでしたか?
三枝:こちらの歌入れはわりとスムーズでした。この曲は小松未歩さんの名曲ですが、コナンで流れている時にテレビで実際見ていたので、それを自分が歌う事になってすごく嬉しかったし、それだけに大切に歌っていきました。

●愛内さんはコーラスを担当されていますが、いかがでしたか?
愛内:結構、難しいラインでしたが、時間はかからなかったです。

●スバリ「願い事ひとつだけ」の聴き所は?
三枝:小松未歩さんのオリジナル自体がとても素敵な曲で、世界観も出来上がっているし、クラブ系のサウンドにリアレンジしてみようかってアイデアが出た時にはどんな曲になるんだろうって想像もつきませんでした。でも、大賀さん(from OOM)が作ってくれたオケを聴いたら、すごいクールで、しかもオリジナルの切ない世界観はそのままで、かっこいいなと思いました。無機質なクラブ系のサウンドと、切ない歌詞とメロディの融合を楽しんで頂きたいです。

●初回盤にはそれぞれのヴォーカルレス・ヴァージョンが収録されていますが、面白い試みですね。
三枝:はい。カラオケを流しながら歌って頂くと、愛内さんともデュエット出来るし、私ともデュエット出来るっていう企画になっています。是非サビの部分は愛内さんのヴォーカルレス・ヴァージョンを聴いてハモのメロディを覚えて頂き、私のヴォーカルレス・ヴァージョンを流しながら愛内さんとハモってみて頂きたいです!

●PVはどんな仕上がりになっていますか?
愛内:歌詞のテーマ通り、友情・絆を表現したかったので、夕夏ちゃんと2人だけで全て構成しています。全体的に、ブルー・カラーで統一して、ずっごい綺麗ですよ。

●では最後に。テレビ出演やレコーディング、PVの撮影等で一緒に活動する時間も多かったと思いますが、愛内さんは三枝さんに、三枝さんは愛内さんにメッセージをお願いします!
愛内:ほんとに、こんなに背中合わせしたの夕夏ちゃん位です。そっちは任せたっ、こっちは私に任してっ!って感じで、お互い違った色んな事をこれから経験して、またぴったり背中を合わせた時、いいコラボが、出来るんじゃないかな。って事で、“そっちは任せたよ!!”と言っても、意味わかるかなぁ。ぜひ、皆さん、映画をチェックして下さい。
三枝:同じ年なのに愛内さんといるといつもホッと出来て、知らず知らずの内に信頼し切っている自分がいます。(PVを見るとその様子がよく表れてるよねってスタッフにも言われました!!)それに、今回も一緒に活動する中で、色々な事を勉強させて頂きました。またコラボする機会やライヴなどで共演する機会があった時(背中を合わせる時)は、愛内さんの背中側は私が任せられる様に、頑張っていきたいと思います!


愛内里菜&三枝夕夏

Special Collaborate Single
「七つの海を渡る風のように」

2007.4.11 Release


GIZA studio
【初回盤】GZCA-4092 ¥1,260(tax in)



愛内里菜&三枝夕夏

Special Collaborate Single
「七つの海を渡る風のように」

2007.4.11


GIZA studio
【通常盤】GZCA-4093 ¥1,260(tax in)