高岡亜衣

New Single
「Change my life」

2008.10.22 On Sale!


3rdアルバム『fiction』で自身の音楽スタイルの幅を広げた高岡亜衣が、ニュー・シングル「Change my life」を10月22日にリリースする。温かみと優しさが詰まったシンプルなサウンドに乗せて歌われるのは、自分の理想に近付く為にどうしたら良いか悩みながらも前に進もうとする主人公の姿。誰もが抱く“今のままで良いのか!?”という思いに対して、どう向き合っていけば良いかを、さり気なく説いてくれている様な楽曲に仕上がっている。カップリングの「The days of days」は、結婚する親友に向けた主人公の思いが詰まったウェディング・ソング。等身大の言葉で綴られた歌詞が魅力的な2曲が収められた今作について、彼女に話を聞いてみた。

●「Change my life」はナチュラルなサウンドが心地良い楽曲になっていますが、どの様なイメージで作られたのでしょうか?
高岡亜衣(以下高岡):前作の3rdアルバム『fiction』では、ストーリー性やドラマ性をコンセプトに作ったので、特に歌詞に重点を置いて制作していたんですが、出来上がってみたらそういう作り方に結構満足しちゃったっていうか。だから、次は、歌詞をじっくり読まなくても、例えばラジオで流れてきた時に、サビだけでもすぐに覚えられて口ずさめる様な歌が作りたいなって思ったんです。サウンドも、よりシンプルに、ギターも聴かせるよりグルーヴの中で活きている感じで、自分では何をもってそれに繋がるかは明確ではなかったんですけど、次はサーフ・サウンドにしたいんだって事はスタッフにもずっと言っていました。今年の6月にウエストコースト・ミュージック発祥の地カリフォルニアに旅行に行った時に、ズマ・ビーチっていう有名なサーフ・スポットの海岸線沿いのレストランに行ったんですが、若いサーファー達がいっぱい居て、その光景とか若者の楽しそうな笑顔とかその他色々と日本の文化との違いに憧れちゃったんだと思います(笑)。自分の頭の中では、海に行くまで、もしくは帰りの車の中で聴きたくなる様なそんな音楽が作りたいし、今自分が1番聴きたいと思える様なサウンドを作るのが目標です。

●サーフィンを始めた事が、今回の楽曲作りにも反映されているとの事ですが、それはどういった部分ですか?
高岡:サーフ・サウンドをやるならサーフィンをやっておきたいっていうノリで、制作と同時進行でチャレンジしてみました(笑)。音楽を始めた時も思った事なんですけど、足を踏み入れる前はドキドキしてキラキラしているイメージだったんですけど、やってみたら意外と地味というか、自分との戦いの中に別の色々な要素が重なって、どちらかといえば過酷で孤独な部分もあったりして。楽しみ方は人それぞれだけど、それを極めるのは時間が掛かりそうな、そんな感じで。サーフィンもちょっと似た様な感覚がありました。まだ少ししか行けていないので、気楽にチャレンジするつもりです。楽曲に関してはサーフィンを始める前のキラキラした印象と、チャレンジした後の気分とをうまく活かして、次はまたひと味違う高岡ならではのサーフ・サウンド作っていきたいなと思います。

●アレンジを依頼する時、高岡さんからリクエストされた事があれば教えて下さい。
高岡:とりあえずはちょっと跳ねたリズムとアコギとスライド・ギターを入れて下さいって、大分ざっくりな感じでお願いしました。今回、岩倉さんにアレンジをお願いするのは初めてだったのですが、ギターの音に人間味があると言うか、勝手なイメージですけど、繊細な感じよりチャレンジャーなタイプの人かなっていう気がしました。今作は、メロディと全体的に柔らかい印象なんですが、間奏でしっかり盛り上げて次に繋げて頂いたので、間奏がお気に入りです! ライヴでどう表現しようか今模索中です。

●何とか前に踏み出せる様に頑張ろうとしている主人公を描いた歌詞が印象的でしたが、この歌詞はどういうテーマで書かれたのでしょうか?
高岡:テーマは、ずばり“Change my life”です! デモ・テープの段階でもそんなニュアンスで歌っていたので、タイトルを決めてから歌詞を書き始めました。1番のサビの“いつだって ただ焦って 答えを求めてたけど” ”答えでもなく 出口でもなく ただ生きる理由が欲しい”という歌詞は、まさに今の自分にとって、どストライクな言葉になっています。生きる理由って言うとちょっと重たいけど、要は今自分にとって何が大切で必要としているか、欲しいものやなりたい自分をイメージしながら、そこにどう近付いていくかっていう事で、今の高岡亜衣はある意味ゼロなのかもなって思っています。前作と違うのはやっぱり等身大の自分が出ている所かな。それがいいかどうかは分からないけど、今私の人生には音楽しかないから。

●楽曲タイトル「Change my life」にちなんでお聞きします。今までに“自分の人生を変えたい”と強く思った事はありますか?
高岡:もちろんありますよ! 今まさにそんな気分だし、前は生活も周りに居る人たちもずっと変わらなければいいなって思っていたけど、人生は自分の意図しない所で変わっていく事もあるもので(笑)、今はどれだけ受け入れて自分の糧にしていくかが課題です。あと今までの私は、あれがしたいとかこれが欲しいとかそんな事ばっかり言ってはなんやかんや言い訳して、行動出来ていなかったので、これからは“これがしたい”と思ったら迷わずチャレンジしてChange my lifeしたいです。いや、絶対します!

●「The day of days 」は“ウェディング・ソング”になっていますが、楽曲を作る時からその事を想定して作られたのでしょうか?
高岡:この曲もデモ・テープの仮歌のサビの部分の響きをそのまま出したかったので、まずタイトルを決めてから歌詞を書き始めました。「The days of days」(記念すべき日)って言葉が見つかった時に、ふっと浮かんだのが友達の結婚だったんです。去年結婚した時にお腹に赤ちゃんが居たので、まだ式を挙げていなかったんですが、来年の秋にするかもって言っていたのを思い出して、気が付けばウェディング・ソングが出来ていました。新郎が新婦へ、または新婦が新郎へその想いを唄う歌ではなく、新婦の親友が新婦への想いを唄った友情ソングです。

●歌詞は具体的な思い出が綴られた形になっていますが、歌詞を書く時に心掛けた事、特に伝えたかった思い等があれば教えて下さい。
高岡:この曲も物語を書くというよりは、リアルな感情があって書き上げた曲なので、何回か書き直しましたが、人生のドラマというか結婚という人が輝く瞬間を想像だけじゃなく本音で書けたので、自分自身にとって思い入れの強い曲になりました。早く聴かせてあげたいな〜喜んでくれると良いな!

●ピアノやコーラスがしっかり入った構成になっていますが、これはアレンジの上で高岡さんがリクエストされたのでしょうか?
高岡:デモ・テープがギター1本の弾き語り風だったので、“デモの雰囲気を残しつつシンプルにアレンジをお願いします”って伝えました。サビの繰り返しが続くので、後半はコーラスで徐々に盛り上げています。コーラス・ラインがまた良いんですよ! 是非チェックしてみて下さいね!

●楽曲タイトル「The day of days 」にちなんでお聞きします。高岡さんにとって大切な記念日はありますか?
高岡:う〜んそうだなぁ、自分の誕生日の1月8日と デビューした2月11日かな! あといつか結婚出来たら……それこそ記念日になるのではないでしょうか。

●今回のシングルをどんな人に聴いてもらいたいですか?
高岡:「Change my life」は変わりたいけどなかなか1歩踏み出せないとか、今の生活に何か足りないと感じている人に特に聴いて欲しいかな。私の歌を聴いてくれる人達の心を何らかの形でくすぐって背中を押せたら良いなって思います! 幸せ真っ盛りの人は、カップリングを聴いてさらに熱くなってもらえたら嬉しいです! この曲が沢山の人に届きます様に〜!!


高岡亜衣

New Single
「Change my life」

2008.10.22 Release


GIZA studio
GZCA-7127 ¥1,050(tax in)