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DVD 3枚組・トータル3時間44分!!
デビュー20周年を迎えたB'zの2008年を締めくくるに相応しいアイテムが登場!!
2008年のB'zは“デビュー20周年”というAnniversary Yearを驚異的なパワーとスピードで駆け抜け、多くの人の心に彼らのロック・スピリットを刻んでいった。彼らのライフ・ワークであるライヴに関して言えば、大規模な全国ツアー［B'z LIVE-GYM 2008“ACTION”］に始まり、9月にはスタジアム・ツアー［B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-］を敢行し、デビュー20周年の記念日である9月21日に日産スタジアムでツアー・ファイナルを迎えた事は記憶に新しい。今年リリースした作品を振り返ってみても、2月にDVD「B'z LIVE in なんば」、4月にシングル「BURN -フメツノフェイス-」、6月にベスト・アルバム『B'z The Best“ULTRA Pleasure”』、そして9月にリクエスト・ベスト・アルバム『B'z The Best“ULTRA Treasure”』と、まさに怒涛の勢いで発表。改めて思い返すと、今年のB'zは自らの足跡を辿りながら、今まで以上に自身の音楽が現在進行形である事をしっかり提示してくれた様な気がする。そんな彼らが2008年を締めくくるにあたり、またも最強の作品を発表する。
12月10日リリースのDVD「B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜」がそれである。タイトルの“Hidden”という言葉が表わす通り、今作にはこれまで映像化未発表だったツアーの中から厳選ライヴ映像を豪華ラインナップで収録。30曲以上が納められた、DVD 3枚組仕様・トータル3時間44分という驚きのヴォリュ−ムだ。彼らのライヴ・パフォーマンスの魅力を堪能出来るのはもちろん、ライヴの歴史も網羅出来てしまう最強の映像アイテムである。ラインナップがセット・リストさながらの構成になっているのも嬉しい。また、これらの未発表映像が公開されるまでの経緯に触れた映像も盛り込まれており、単にライヴの歴史を辿る内容でない所からも、こだわりが感じられる。
DISC 1には、ステージ中央に君臨する機械仕掛けの巨大なメタリック・ハンドが鋼鉄の扉を左右に開きB'zが現れるという迫力満点のオープニング「FIREBALL」を筆頭に、ツアーロゴが刻まれたトラックが左右にセットされたステージで披露される「恋心（KOI-GOKORO）」、ストリングスの音色に迎えられステージに登場したメンバーが円陣を組んでスタートする「ながい愛」、B'zにとって初のアリーナ・ツアーで巨大な照明“スターフィッシュ”から放たれるブルーライトが印象的な「TIME」、そしてセット上部から降り注ぐ花火のシャワーに魅せられる「今夜月の見える丘に」等が収められており、ステージ・セットや会場の様子を通して、当時にタイム・スリップした感覚に陥る。
DISC 2に突入してもその感覚は続き、松本が弾くピアノのイントロからスタートする「Calling」、豪雨に打たれ稲妻の閃光が走る極限状態の中で披露された「RING」、巨大バボット（風船）の登場に圧倒される「GIMME YOUR LOVE 〜不屈のLOVE DRIVER〜」や稲葉がステージ上で瞬間移動するトリックから目が離せない「Liar! Liar!」、そして高速回転する円形ステージでのパフォーマンスに会場がヒート・アップした「juice」に、モトクロス・バイクが空中を飛び交うスタント・ショーが盛り込まれた「アラクレ」と、エキサイティングで印象深いシーンに釘付けになるはずだ。しかも「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」（DISC 1）や「裸足の女神」（DISC 2）等は、楽曲初披露となったツアーからの映像を収録と、どこを取っても“貴重”なものばかり。
DISC 3には96年“Sprit LOOSE”ツアーのオープニング用に製作されたB'z出演のカーチェイス・アクション・ショートムービーに加え、それぞれのソロ・コーナーやシークレット・ライヴからピック・アップされた楽曲、さらにB'zにとって初の試みとなる松本孝弘専属カメラ、稲葉浩志専属カメラ、客席側カメラのそれぞれから撮影された「juice」映像をノーカットで収録と、まさに見逃せないシーンが満載。ここまでスペシャルでレアな内容は、彼らの映像作品の中でも抜きん出た存在になる事は間違いない。
今作は、20年の活動の中でB'zが培ってきたものの大きさと、常に進化を求めて全力で突き進んできた彼らの生き様に触れる事が出来るアイテム。そしてこの作品を見れば、おのずとこれから彼らが作り出す音楽、ライヴで見せてくれる新たな景色が楽しみで仕方なくなるだろう。
（TEXT BY AKIRA OZAWA）
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