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愛内里菜
Double A-side Single
「Friend/素顔のまま」
2008.12.17 On Sale!!
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2008年の愛内里菜はまさにノンストップ。精力的に作品を発表し、ライヴ・ツアーで全国各地を訪れ、RINA1MATSURIでこだわりのステージを展開する等、自分の音楽の世界を広げて深めるという作業を着実に形にしていた。そんな2008年を締めくくるに相応しい両A面シングル「Friend/素顔のまま」が、12月17日にリリースされる。「Friend」はゆったりとした温かみのあるサウンドに乗せて歌う、かけがえのない友達について綴った歌詞が胸を打つナンバー。後に続く「素顔のまま」は、力強いロック・サウンドに乗せて自分のあるべき姿を求めて葛藤する主人公を歌った楽曲になっている。作品を発表する毎に磨きのかかったリアルな歌詞に共感する事間違いなしの1枚となった今作について、彼女に話を聞いてみた。
●今回のニュー・シングルは両A面という事で、どちらの曲も歌詞のテーマがすごくストレートなものになっていますね。「Friend」は、これまでの愛内さんの曲の中で、ここまで“友達”にテーマを絞ったものはなかったと思うのですが、こういうテーマで書こうと思ったきっかけがあったのでしょうか?
愛内里菜(以下愛内):この曲に関しては12月にリリースする事が決まっていたので、自分の中では今年の冬はほっこりと暖かくなってもらえる歌を歌いたいと思っていたんです。そのイメージに合った曲を選んで、そこから歌詞の世界を広げていって仮歌を録っていた時点では、男女間の温かい気持ちというテーマで歌詞を書いていたんですよ。でも、その前から歌詞の中にある“信じてゆける変わらぬもの”という言葉の様に、変わらない存在だったりずっと信じられる愛の形というものを書きたいと思っていた時に、私の親友からちょっとした連絡があって、そこでこういう友達の関係って自分がテーマにして歌詞にしようと思っている愛の形そのものじゃないかなと思って、そこから視点を“友達”に書いたのがきっかけですね。
●今まで愛内さんが描いてきた愛の形が、別の視点で書かれたものが「Friend」なんですね。
愛内:そうですね。“ここにもあったやん!”という感じです。今まで見落としていた訳ではないんですけど、あまりにも自然にあるものだったから、逆に深く考えた事がそんなになくて……。今までに友達をテーマに書いた曲ではガールズでワイワイとその場を楽しむ様な感覚の歌詞はあったけど、特別に思う存在の友達に対する歌詞を書いたのは初めてです。
●改めて“友達”というものに向き合って歌詞を書いてみて、気付いた事はありましたか?
愛内:今まで深く考えた事がなかったので、実はいざ歌詞を書こうと思っても、スラスラ書けなかったんですよ。恋人とか異性との関係だと、絶対にお互いの中にズレってあるじゃないですか。そのズレが噛み合う事が愛しかったり、ズレてる事がすごく切なくてそこから頑張ろうと思えたり、ズレを合わせていく事で愛を育んでいく様な感覚だから、常に相手の事を考えていますよね。そこでふと気付いたのは、友達って全てを受け入れてくれて、何も考えてなくても1番深い存在だったり、ありのままの状態で長く居られるんだなって事。実は自分の友達も今遠くに居て、距離があるんですけど、どんなに離れていても、変わらない愛をくれる人だなと思ったんです。今回、こういう歌詞を書いた事で、それは改めて感じましたね。
●この歌詞に出てくる友達関係って、理想的ですよね。
愛内:そうですね。親友だからこそ頻繁に連絡を取り合わなくても良かったりしますし。その友達とも、メールとかで定期的に連絡は取っているんですけど、忙しくて返信するタイミングを逃す事があっても、“何もなかったんだったら良かった”みたいな感じなんです。例えばメールの返事が来なかったら“返事を返してくれないね”とか、そういう事を言われて付き合いが悪いとか、そういう事もあるじゃないですか。でもそうならないのが特別な関係だなと思いますね。何となくお互いの生活リズムが分かっていて、何気ない内容のメールをくれたりするのも、有り難いなと思います。
●“友達”というものに対する捉え方は、学生時代と今では変わっていますか?
愛内:違ってきていますね。大人になってからの友達というのは、お互いに忙しい中でも生活のリズムが噛み合った所で遊ぶという感覚なので、自分の全てを見せる時間もないし、逆に言えば自分の事を分かってもらう為にはしっかり話さないといけなかったりしますよね。「Friend」の歌詞に書いているのは学生時代からの友達の事です。10代は自分達が未熟な事もあるかもしれないけど毎日が新しい事だらけで、1つ1つの出来事に対して迷ったり悩んだり、色々な感情が出てくる時期だったりしますよね。未熟だからこそ1人では居られなくて、そんな時に友達という存在はすごく大切だったり……。友達が受けた悲しみは同じ様に感じていると思っていたし、友達の嬉しい事は心の底から嬉しいと思えたし、そういう意味では大袈裟かもしれないけど、お互いの人生を分かち合って生きてきたという様な感覚はあります。だから学生の頃からの友達と、自立してからの友達は違いますね。私にとって、素になって寄り添えたり、かけがえないと思えるのは、学生の頃から長く付き合ってきた友達です。
●PVもその世界観にリンクした内容になっていましたよね。
愛内:PVに登場する2人の女子中学生を見て、すごく懐かしい気持ちになりました。人によっては4〜5人でいつも一緒にいる友達という形もあると思いますけど、私の中では1対1の状態で、PVに出てくる女の子みたいな感じで“いつもニコイチやな”と言われていた様な2人だったので、PVの女の子を見て、ちょっとキュンとなっちゃいましたね(笑)
●そういう風に友達について考えられるのって、年を重ねたからこそというのもありますよね。
愛内:そうですね。お互いがそれぞれの世界観を持っていて、離れているからこそ、毎日一緒にいた時間が余計に宝物みたいに思えて……。
●ちなみに愛内さんが“友達がいて良かった”と思う時はどんな時ですか?
愛内:自分自身に迷いが出てしまったり、自信をなくしてしまった時かな。友達って、自分の事を同じだけ信じてくれるからそばに居てくれるものだと思うし、そういう時に自分が1番欲しい言葉を掛けてくれる存在でもあるので。
●歌詞の内容が変わった事は、サウンド面にも影響を与えたりしたのでしょうか?
愛内:最初は冬の暖かさがあるほっこりしたイメージのバンド・サウンドという形でリクエストしていたんですけど、そこから歌詞のテーマが親友に変わった事で、その暖かさが友達と寄り添える温もりにも通じていったので、音の方も冬の温もりだけじゃなくて、人肌の温もりを感じられる様なリアルなものに変わっていった気がします。そこを楽しんで聴いてもらえると嬉しいです。
※この続きは誌面にて!!
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愛内里菜
Double A-side Single 「Friend/素顔のまま」
2008.12.17 Release
GIZA studio
【初回限定盤:CD+DVD
/『Friend -music clip special edition-』収録】
GZCA-7134 ¥1,260(tax in)
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愛内里菜
Double A-side Single 「Friend/素顔のまま」
2008.12.17 Release
GIZA studio
【通常盤A:CDのみ】
GZCA-4117 ¥1,260(tax in)
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愛内里菜
Double A-side Single 「Friend/素顔のまま」
2008.12.17 Release
GIZA studio
【通常盤B】CDのみ
GZCA-4118 ¥1,260(tax in)
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