doa

New Single
「365のダイヤモンド」

2009.1.28 On Sale!!


今年5周年を迎えるdoa。その記念すべき年の第1弾シングルとして1月28日に「365のダイヤモンド」をリリースする。昨年11月に発表した4thアルバム『Prime Garden』についてメンバーは、“気が抜けた時に素で思っている事を詰め込んだ、そういうアルバム”と語っていたが、今作もそういった流れを汲んだ、気取らず肩の力がスっと抜けていく様な安心感や安らぎを与えてくれるハートウォーミングなミディアムナンバーに仕上がっている。初の全国ツアー中、東京でのライヴを終えた直後のメンバー3人に、精力的に活動してきた2008年について、そして新曲について話を聞いてみた。

●まずSHIBUYA-AXで行われた東京でのライヴについて、感想をお願いします。
吉本大樹(以下吉本):SHIBUYA-AXには3年振りに戻ってきたんですけど、またこうして同じ場所で皆さんと楽しい時間を過ごせた事、そして以前より成長出来た自分を見せる事が出来たんじゃないかと思って純粋に嬉しく思っています。
大田紳一郎(以下大田):今年は最初からツアーをやろうって決めて1年をスタートしたんですが、順調にアルバムも出て、そして初のツアーも出来て、まず嬉しかったですね。それにやはり東京は個人的に1番ライヴをやりたい場所なんです。昔東京に住んでいて、今は大阪に移り住んでいるので、“最近の東京はどんなんだろう〜”みたいな、自分的には東京に帰ってくるってイメージなんですよね。だから東京であれだけの人が集まって、doaの音楽を聴いてもらって、色々な出し物を楽しんでもらって、そういうのが嬉しかったですね。
徳永暁人(以下徳永):今年の1曲目はこたつに入って、みかんを食べながら歌うっていう始まり方だったんですけど(笑)。あれ実は1年前から構想を練っていたんですよ。にも関わらずオープニングのSEが出来たのが前日で、夜中寝ずに作っていたんです。とにかくそこの部分の打ち合わせが1番長かったですね。メンバー、スタッフ全員集まって、本気で何回も話し合いました。実際幕をひいてリハをやってみたり、SEの曲も1回作ったものを作り直して、もっとドラマティックにしなきゃダメだとか。まぁウケたのか外したのかよく分からないですけど、アットホームなライヴに出来て良かったかなと思っています。

●そんな全国ツアーもされた2008年でしたが、去年1年間を振り返るとどんな1年でしたか?
徳永:すごく遠い目標ではなくて目の前の事をまず努力してみようという1年だったので、色々な事にチャレンジしました。目の前の事を積み重ねたらなんか1年終わっちゃったっていう、そんな1年でした。
大田:“2008年はとりあえず止まらずに行きたいなっていうのがありました。特別それを話し合ったわけではないんですけど、それぞれ思っていた事だと思います。新しい作品をリリースする時にはすでに次の作品が出来ているっていうペースで制作も出来たし、その合間を縫ってインストアライヴもやれて、そして最後はツアーで締め括れたという、本当に良い形の1年になったと思います。ただインストアはもう少しやりたかったんですけどね。
吉本:やはりツアーですね。初めて行く土地も沢山あって、多分今まで僕達を知らなかった人達にも知り合えたと思うし、それはとても良かったです。それから今まで以上にジャケット等にも意見を出させてもらって、そういう部分にもすごいこだわって制作をしていきました。方向性というものが定まった1年だったと思います。

●では2008年を漢字1文字で表すと何ですか?
徳永:“動”かな。ずっと動いてきた1年だったので。
吉本:“分”! 分刻みの、時間がすごい詰まったというか、流れがずっと続いたなっていう。1秒1分も無駄にしたくないっていう様な1年で、すごく早かったですね。
大田:“行”ですかね。常に動いて止まらないで、とにかく“行く”“行う”という1年だったので。

●新曲「365のダイヤモンド」は、冬の寒い時季に心温まる曲に仕上がっていますね。
徳永:去年結婚式場で歌う機会が何回かあったんですよ。そこで歌った時に感じた事とかがヒントになったんですけど……。僕ら例えば結婚式場で歌おうと思った時に歌える曲がなかったんですよね。みんな失恋の歌ばかりで(笑)。“もっと肯定的なラヴ・ソングはないのかよ〜”みたいな話になって。それがこの曲を作るきっかけではあったんですけど。まぁいわゆるラヴ・ソングなんですが、真意は同世代の働くみんなの応援歌になって欲しいと思って作った曲です。毎日そんなに簡単に幸せなんて見付けられないけど、こうして生きているだけで本当はすごく嬉しい事だし、日常の見逃しがちな小さなシアワセをちゃんと感じて、毎日を大切に生きていきたいなって、そういう思いを込めています。

●最近不況だったり、暗いニュースが多い社会だからこそ、本当に必要なものだけが見えてくる時代なんじゃないかって、そういう事を感じさせてくれる曲でした。
徳永:そう感じ取って頂けたのは嬉しいですね。嬉しい事とか意外と毎日ないじゃないですか。でも本当は生きているだけですごく嬉しい事なのに、暗いニュースに左右されてしまう。歌詞の中に“空の上から見下ろせば 取るに足りない小さな生き物”っていう部分があるんですけど、そこは、Google アースって知ってます? ネットで色々な世界が見られるっていうサービスなんですけど。僕最近嫌な事があったらあれを見て“俺は小っちぇ〜な〜”って思うんですよ(笑)。たまにインドとかに行ってみると、インドって確か人口が13億だか15億だか居るんですけど、家がびっしりなんですよ。“わぁ〜ここにもこんなに人が居るんだ”ってびっくりして、僕ら1億2千万位でくよくよしている場合じゃね〜ぞなんて思ったりして。そういう出逢った事のない人達にも毎日色々あって、辛い事とかもあるだろうけど、みんな平等に生きているわけだから。自分も毎日大事にやっていかなきゃいけないな〜って思うわけです。

●女性コーラスが入っていますが、珍しいですね。
徳永:岡崎雪さんにお願いしました。ここまで女性コーラスをフィーチャーするのは珍しいですね。もう絶対入れたいって始めから言い張っていたんです。やっぱり男3人でハモっても暑苦しいんですよね。最初のイメージが結婚式場で浮かんだいメージだったんで、女性のやわらかい部分はどうしても入れたかったんですよ。僕らとしてはある意味コラボレーション的な感じでやらせてもらいました。

●イントロの部分はすごくインパクトがありますよね。
徳永:そうですね。サビ中も絡んでくるんですが、そういうのも最初からイメージしていました。
吉本:大好きです、僕。
徳永:あそこばかり歌っているんですよ、吉本君は。変な裏声で。
吉本:(笑)あんな声絶対出せない! でもあの女性の声が入る事によって、すごく優しい曲に仕上がっていますよね。

●最近リリースされる皆さんの楽曲は、デビューの頃と比べると、ヒューマンで心温まるタイプの曲が多いですが、その辺は何か目指すものが変わってきているのでしょうか?
大田:それはありますね。等身大の僕らでいいんじゃないかって。
徳永:デビューの時とかって、端から見られた自分達っていうのを気にし過ぎていたかなと思うんですよね。男3人でロック・バンドでデビュー!というイメージ。そういうのに捕われて作らなくなったのかな。今の方が逆に狙って作っている感は全く無くて、コーラス1つにしても“これファルセットでいいんじゃないの”っていって“ファルセットはロックじゃね〜よ”って言ったらそこで終わりなんだけれど、そうじゃなくて良いものを選ぶという基準で作品を作れていると思いますね。

●ここを1番聴いて欲しいという聴き所をお願いします。
徳永:付き合ってだいぶ時間が経っている人や、結婚してだいぶ時間経っている人等、“愛しているなんてもう言えね〜よ”っていう人にも、ちょっとカラオケで歌ってみてもらいたいなっていう、そんな歌です。
吉本:ん〜、カラオケで歌うには相当難しい曲だとは思いますが(笑)、カラオケで歌われるんだったら、臭くなく、何気なく伝えるのがいいですかね。
大田:詞と歌を1番聴いて欲しいですね。僕たちが1番こだわった部分です!

※この続きは誌面にて!!


doa

NEW SINGLE
「365のダイヤモンド」  

2009.1.28 RELEASE


GIZA studio
GZCA-4122 ¥1,260(tax in)