PINC INC

New Album
『もっとキミ色に染まりたい』

2009.1.28 On Sale!!


昨年3月にデビュー以来、僅か7ケ月の間に4枚のシングルをリリース。また 11月には神戸大学で行われた上木彩矢の学園祭ライヴにオープニング・アクトとして出演する等、精力的に活動を続けているPINC INCが、待望の1stアルバム『もっとキミ色に染まりたい』を1月28日にリリースする。シングル4曲に加え、ヴォーカル・碧井椿初の作曲作品も収録した全12曲について、彼女に話を聞いてみた。

●1stアルバムが出来上がった今の率直な感想は?
碧井椿(以下碧井):好きな曲ばかりを入れたので、嬉しくて何度も聴いています。曲順も決めたり、アレンジもこんな感じでとイメージをリクエストさせて頂きながら納得のいく作品作りが出来たので、今はとにかく嬉しいです。

●収録曲はどうやって決めていったんですか?
碧井:シングル4枚の他に沢山候補曲があったんですが、とりあえず全部レコーディングしちゃおうっていう事になり20曲位レコーディングをしました。その中からみんなと一緒に何度も聴いて収録する曲を決め込んでいきました。本当は入れたいんだけど、バランスを重視するとこの曲は今回のアルバムには入れるのをやめようという曲もありましたね。

●制作はいつ位から入ったんですか?
碧井:制作自体は昨年の9月位から始まって、レコーディングは10月に一気にやりました。

●20曲を1ケ月とか1ケ月半で一気に制作したという事ですよね? 結構短期間で制作されたんですね。レコ−ディングはどんな感じでしたか?
碧井:毎日違う曲を歌っていたんですけど、1曲を何日も掛けてやるよりも、次の日は違う曲をやるっていう方が新鮮で、レコーディングはすごく楽しかったですね。

●苦労された部分はなかったですか?
碧井:デビュー当時は自分のクセみたいなものが出てしまって、PINC INCらしい歌い方が固まるまで時間が掛かったんですが、今は随分慣れてきました。ただ今回自分で作曲した曲も何曲か収録しているんですけど、意外に自分で作った曲って元のデモがないので、イメージが沸きにくくて歌うのが難しかったですね。

●作曲は初挑戦だったんですか?
碧井:はい、今回が初めてでした。作曲ってもっと難しいものだと思っていたんですね。でも普通にギターでコードを弾いて、それに乗せて鼻歌でメロディを歌ったものをヴォイス・レコーダーとかに録ってっていう作業を何回も繰り返しながら作っていったら意外と早く出来ました。

●そういう意味では、このアルバムの中でも色々な成長が見られるわけですね。
碧井:そうですね。作曲に関してはこれからも積極的に挑戦していきたいと思っています。

●サウンド的にはパンク・ロックという核がしっかりあるんだけれど、1曲1曲はそれぞれに個性的でバラエティに富んだ作品になりましたね。
碧井:いちリスナーとしてアルバムを聴いている時に、自分の好きな曲しか聴かない事が多いんですね。それは避けたいなと思ったんです。だから1曲目から12曲目まで飽きのこない様に、色々なテイストの曲を入れる様にしました。アレンジもアルバムだからこそ出来る色々なヴァリエーションの曲が並んでいると思うので、飽きがなく1枚を聴き通して頂けると思います。

●パンクというと、“勢い重視!”みたいな傾向があると思うんですけど、PINC INCさんの作品は、サウンドはパンクなんだけれど曲自体はすごくメロディアスな曲が多いですよね。
碧井:デモの段階でメロディがよりキャッチーなものを選んでいますね。キャッチーなメロディの方が歌詞を乗せた時に、ちゃんと歌詞が聴こえてくるというか、伝わりやすいと思うので。

●という事は、自分の中では歌詞を伝えるという部分が、曲を作る上で1番大事にしている部分なんでしょうか?
碧井:はい、そうです。

●曲がメロディアスな分だけ、歌いこなすのって難しいと思うんですね。表現力が要求されると思いますが、見事に歌いきっていますね。
碧井:ありがとうございます。レコーディングは、歌詞が一言一言ちゃんと伝わる様に歌う事を心掛けています。

●●スパーンと前に出てくるパワフルな歌声と、表現力に長けたヴォーカリゼーションは、PINC INCの大きな魅力だと思います! ところで今回は12曲収録されていますが、特に今回のアルバムの核になっている曲というのはありますか?
碧井:1曲1曲が違う感じなので全部外せないんですけど、その中でもガラっと変わっている曲があって、それが11曲目の「いくつになっても・・・」という曲です。これは自分で作曲した曲ですが、昔の歌謡曲を思わせる様な懐かしい感じをうける曲で、他とはかなりテイストが違うので、アルバムの中で良いスパイスになっていると思うんですね。だから自分的には絶対外せない1曲です。

●碧井さんの年齢で歌謡曲っていうと、どの辺の事をいうんですか?
碧井:よくテレビの再放送で流れている70年代頃の曲ですね。

●グループ・サウンズとか、かなり前のイメージですね。
碧井:はい。その頃の歌謡曲って、例えば同じ時代の洋楽でビートルズとか、そういうアーティストの音と通ずる所があると思うんですね。古き良き時代というか、あの頃の曲って本当にメロディが良くて、今聴いても世代を超えて“いい曲だよね”って思える曲が多いと思うんです。それで自分でもそういう曲を作ってみたいと思いました。

●アルバムの核という部分では、4曲目がタイトル曲になっていますね。
碧井:はい。この曲はすごく明るくて、PINC INCらしさが1番出ている曲だと思います。それにこの曲自体のイメージが“ピンク”っていうイメージだったので、是非これを押し曲にしたいなと思いました。

●アルバム・タイトルをこの曲のタイトルに決めたのは、どのタイミングだったのですか?
碧井:アルバム曲を並べた時に、この曲を押し曲にしたいと私が言って、だったらこのタイトルをアルバム名にしてしまえばって事になりました。

●じゃぁ先に曲があって、後からアルバム・タイトルが決まったんですね。
碧井:はい、そうです。

※この続きは誌面にて!!


PINC INC

NEW ALBUM
『もっとキミ色に染まりたい』

2009.1.28 RELEASE


GIZA studio
【初回限定盤】
CD+DVD

GZCA-5152 ¥3,150(tax in)



PINC INC

NEW ALBUM
『もっとキミ色に染まりたい』

2009.1.28 RELEASE


GIZA studio
【通常盤】CDのみ

GZCA-5153  ¥2,800(tax in)