愛内里菜

Double A-Side Single
「STORY / SUMMER LIGHT」

2009.7.22 Release!!


アルバム『THANX』の発表から約4ヶ月。愛内里菜が両A面シングル「STORY / SUMMER LIGHT」を7月22日にリリースする。人生という大きなテーマを爽やかに歌い上げた「STORY」、グルーヴ感溢れるサウンドとクールなヴォ−カルが光る「SUMMER LIGHT」、そしてまろやかな歌声とゆったりしたサウンドに癒される「marble」(通常盤のみ収録)と、今作は彼女が大好きな夏を表情豊かなナンバーで彩った1枚になっている。シングル・リリース、そして“RINA1MATSURI 2009 -Thanx Very Much-”開催を控えた彼女に話を聞いてみた。

●前回の取材ではアルバム『THANX』のお話を伺いましたが、アルバムを発表した後、作品の感想等に触れる機会はありましたか?
愛内里菜(以下愛内):まず、母親に聴いてもらいました。最初は照れていて「Mother」を聴いた時も“こんな風に歌われたら、私が年取ったみたいやん”と言っていたんですけど、最後には“ありがとう。嬉しかったわ”と言ってくれたので、自分の気持ちが伝わって良かったです。この『THANX』を引っ提げて色々な場所にキャンペーンに行った時はアルバムを届けるという事に一生懸命だったので、今はこの曲達を“RINA1MATSURI 2009”で披露する事で直接受け渡しが出来るのが楽しみですね。だから本当の意味で皆さんの感想や反応に触れる事が出来るのはこれからだと思います。

●その“RINA・MATSURI 2009”の前に両A面シングル「STORY/SUMMER LIGHT」がリリースされますが、まず「STORY」はどの様にして生まれた曲だったのでしょうか?
愛内:この曲は「高校生クイズ」の応援ソングの依頼を受けて作ったものです。お話を頂いた時は、どういう所で曲が流れて、参加している高校生の皆さんがどんな気持ちで聴くのかをすごく考えました。正式に応援ソングに決まったら、全国の予選会場で行なわれる応援ライヴで曲を披露する事も伺っていたので、そういう場所で歌う時はどんな曲が合うかなと思って、色々想像しながら選んだ曲です。その会場にいる人達はきっと緊張と不安が入り交じっているんじゃないかとか……。後半に進むにつれて音が前に出てくる感じになっているので、聴いた人の背中をポンと押す様な曲になってくれると嬉しいです。

●制作中に愛内さんがリクエストした事は?
愛内:歌詞のメッセージ性が強い事もあって、1つ1つの言葉がしっかり伝わる様にして欲しいとリクエストしました。これまで自分が歌ってきた応援ソングは、ギターの音が効いている曲が多かったんですけど、「STORY」ではピアノの音を前に出したりして、今までの曲とは違う音の組み立て方をしています。重過ぎる音を避けて、音を詰め込み過ぎない様にお願いしたので、すごくシンプルなアレンジになりました。ミックスも歌っている所とそうでない所のメリハリを付けてもらっています。

●強い思いが込められた歌詞も印象的でしたが、すばりテーマは?
愛内:テーマは“人生”です。最初に“STORY”というタイトルが浮かんで、そこから人生について考えていきました。人生の中で喜びや悲しみ、苦しみは何度も巡ってくるというイメージが強かったので、サビに“何度も〜”というフレーズを入れています。この曲に込めたメッセージが、聴いてくれた人達のストーリーの中で息づいてもらえたら嬉しいです。

●特に思い入れのあるフレーズは?
愛内:最後の“1000回の涙と1000回の喜びで ±0だっていいさ だってそれは何もなかった0よりもずっと意味のあるSTORY”という部分ですね。沢山の悩みがあって傷を持っていても、沢山の喜びや幸せを感じる事もあるし、それを繰り返す事でその人のストーリーが作られて、人生の宝物に繋がっていくんじゃないかと思うんです。傷付いたり悩んだりする事のない人生よりも、辛い事を経験してきた方が自分にとって意味のあるストーリーになるという事を歌いたかったので、最後のフレーズはしっかり伝えたいです。

●この曲を実際に高校生クイズの参加者の前で披露する訳ですが、どういう風に歌いたいですか?
愛内:青空の下でサラッと吹く風みたいに歌えたらと思っています。どのフレーズでも良いので、その会場にいた人達の心に残ると嬉しいです。

●ちなみに「STORY」のミュージック・クリップは、どんな内容になっているのでしょうか?
愛内:森の中で撮影していて、非現実的な世界になっています。人生がテーマになっているので、色々な人が登場してそれぞれの人生がクローズ・アップされるんですけど、その人達が関わったり、出会う事によってパワーが生まれていくという、少し抽象的な内容です。今までのミュージック・クリップとは違うタッチで、ちょっと不思議なテイストになっていますが、そこに登場する人同士の関わり合い大事にした映像に仕上がっているので、是非見て欲しいです。

●「SUMMER LIGHT」はイントロからグルーヴ感のあるナンバーになっていますね。
愛内:実はデモは暗い感じで、切ない曲だと思ったんです。そのイメージを持ったままアレンジをお願いしたら、すごく明るく変身していたので、選んだ時よりも更に気に入ってしまいました。今までにないグルーヴを感じたので、挑戦的な気持ちも含めて“歌いたい!!”と思いましたね。ギターのワウ音が夏の陽射しとリンクして夏の景色が一気に広がったので、夏の陽気さをいっぱい詰め込んだ歌詞にしようと決めました。

●今までのサマー・ソングの中でも、夏の言葉の数が1番多い気がします。
愛内:“今年の夏はどうしよう”“どんな夏の思い出を作ろうかな”“今年の夏は恋したいな”と思ってもらえる様な、気分の上がる曲にしたかったので、どこを歌っても夏が出てくる様にしました(笑)

●歌詞には、過去・現在・未来の恋愛が綴られていますが、これは最初からコンセプトとしてあったのでしょうか?
愛内:最初からこういうストーリーで書くと決めてはいなかったんですけど、恋の歌にしたかったので“こんな風に感じられたら、きっと忘れられない夏になるだろうな”という自分の理想を、ちょっと妄想も膨らましつつ(笑)、ワクワクしながら書いていきました。だから歌詞に出てくる主人公は、最高の夏を送っています(笑)

●ちなみに愛内さんがイメージする“SUMMER LIGHT”とは?
愛内:夏になると、太陽の光で色々なものがキラキラしますよね。歌詞にある“夏色のプリズム”という言葉通り、ショー・ウィンドウのガラスが反射して光っていたり、すれ違った人のピアスが光っていたり、陽射しを受けて光っている物を見ると“夏だな”と思うので、そういうものに“SUMMER LIGHT”を感じます。

●「SUMMER LIGHT」もミュージック・クリップを撮影されたそうですが、どんな内容になっているのでしょうか。
愛内:自然の中に家を作ってもらって、木の下にある部屋でバンド・メンバーと一緒にセッションしているという映像になっています。太陽の光を浴びながら、楽しく過ごしているという感じなので、まさにこの曲にピッタリです。実は「STORY」のミュージック・クリップと繋がっているんですけど、それは映像を見てのお楽しみという事で。

※この続きは誌面にて!!

■愛内里菜 OFFICIAL WEBSITE http://www.rina-aiuchi.com/


愛内里菜

Double A-Side Single
「STORY / SUMMER LIGHT」

2009.7.22 Release


GIZA studio
【初回限定盤A:CD+DVD】
DVD:「STORY」-music clip-

GZCA-7146 ¥1,260(tax in)



愛内里菜

Double A-Side Single
「SUMMER LIGHT / STORY」

2009.7.22 Release


GIZA studio
【初回限定盤B:CD+DVD】
DVD:「SUMMER LIGHT」-music clip-

GZCA-7147 ¥1,260(tax in)



愛内里菜

Double A-Side Single
「STORY / SUMMER LIGHT」

2009.7.22 Release


GIZA studio
【通常盤:CDのみ】
※M-3「marble」収録

GZCA-4128 ¥1,260(tax in)