倉木麻衣

Best Album
『ALL MY BEST』

2009.9.9 Release!!


デビュー10年目のAnniversary Yearを邁進中の倉木麻衣が、これまでの音楽活動の足跡を収めたベスト・アルバム『ALL MY BEST』を9月9日にリリースした。タイトルに掲げた“ALL MY BEST”は、大切な人への手紙に添える言葉。ここでは彼女の楽曲に触れてきた全ての人に向けた特別な作品という意味が込められている。その言葉通り、選曲からパッケージングまで、細部に渡ったこだわりからは、今作に対する彼女の深い愛情が感じられ、単なるカタログ的なベスト盤ではない事が分かるはずだ。7月に行なわれた幕張メッセの2daysライヴも大成功を収め、KOSEのイメージ・キャラクターに起用される等、着実に表現者としての幅を広げている彼女に、今作について話を聞いてみた。

●2009年下半期を迎え、まずは7月に幕張メッセで行なわれた2daysライヴが大きなイベントだったと思いますが、終えてみての感想は?
倉木麻衣(以下倉木):良い意味で私自身もすごく楽しめた2日間になりました。いつものツアーとは違ったパーティという事で、今までにチャレンジした事のない、みんながあっと驚く様な企画も取り入れて行なったステージでした。準備が大変だったんですけど、皆が楽しんでいる表情を見る事が出来たり、皆から寄せられたライヴの感想を読んで“やって良かったな”と思いましたね。今後もこういうライヴをしていきたいと思えた、貴重な2日間になりました。2日目に流した3D映像では、色々な衣装を着て警察官やゴルファーになってみたり、歌っている時とは違う倉木麻衣を見せてみたんです。後で聞いた話だと歌手のライヴで3D映像を取り入れたのは私が初めてだったそうで、私自身も驚きました。

●2日目のライヴを見させて頂いたのですが、オープニングからお客さんのどよめきが聞こえましたし、3D映像の時も驚いている方が沢山いました。
倉木:幕張メッセはツアーのホール会場とは違って奥行きがあったので、最初の方は奥の方のお客さんの細かい反応が確認し辛い状態ではあったんですけど、ライヴが進むにつれてどんどん盛り上がっているのが伝わってきたので、そこで“良かった! 楽しんでもらっている!”と思いましたね。特に今回は皆さんに楽しんでもらいたいという事もあって、衣装チェンジをいつもより増やしたんです。リハーサルで何度か練習した時に、なかなか早く着替えられなくてドキドキだったんですけど、本番は上手く着替えられてホッとしました(笑)

●今回はセットも豪華でしたよね。
倉木:そうなんです。すごく大きなスクリーンを設置して頂いて、曲によってはステージ全体が海になった様に見えるとか、そういう部分に凝ってみました。今までのライヴは自分から発信して歌を届けて、皆と一体になって楽しむスタイルだったんですけど、これからはもっと魅せるライヴが出来たら良いなと思っています。幕張ライヴで新たなチャレンジをした事で、これからのライヴ・スタイルの意識も変わりました。

●今度はこういう事をしたいとか、そういった気持ちも出てきたのでは?
倉木:ものすごく出てきました(笑)。大変だけど大きなものを目指して、それを成し遂げた時の達成感が自信に繋がって、どんどん色々な事にチャレンジしていこうという気持ちになっています。幕張メッセでのライヴではそれを体験する事が出来たという意味でも、私にとって1つの大きなターニング・ポイントになりました。

●そういったビッグ・イベントを経て、今回ベスト・アルバムのリリースとなりましたが、まず収録曲のヴォリュームに驚かされました。
倉木:今まで発表した曲達はどれも魂を込めて作ってきたものでもあるので、思い入れがある分、個人的にはもっと沢山の曲を収めてリリースしたかったんですけど、今回はファンの皆からの“こういう曲を入れて欲しい”という要望やスタッフの方の意見を反映させて2枚組に収めました。

●曲順にもこだわりが感じられますね。
倉木:DISC-1は今の倉木麻衣という事で新曲「わたしの、しらない、わたし。」が1曲目になっていて、その後は発表した順番に曲を収録しています。DISC-2は今の自分から過去の自分に遡っていくという構成でまとめてみました。特に2枚目の曲順はすごく考えましたね。昔の曲を聴いていると、当時の事が走馬灯のように浮かんできて、自分にとってのターニング・ポイントになる楽曲はこれだったとか、色々なタイプの楽曲を発表してきた事で、ジャンルにこだわらずもっとチャレンジ出来るんじゃないかと思う事はありました。

●楽曲を振り返る事で、成長したと思えた事は?
倉木:音楽的な部分だと、コーラス・ワークやアレンジ、曲調の変化を通じて、音楽スタイルが変わってきた事だと思います。ロック・テイストを取り入れた「Stand Up」をリリースしてから、幅広く色々なジャンルにトライする様になったのが、1つ目のターニング・ポイントです。それから「touch Me!」をリリースした事で、全く種類の違ったアクティヴな音楽を届けられる様になって、私自身もどんどん積極的になれました。今は男前な倉木麻衣が音楽に出ているなと感じますね。

●ご自身で“変わりたい”と強く思った時期はあったのでしょうか?
倉木:デビュー当時は音楽制作と学校生活の板挟みで余裕がなくて、すごく必死だったんです。それで物事に対して幅広く捉える余裕がなかったので、音楽的にもスタッフさんに教えてもらいながら作業していました。それが大学生になって、制作方法や歌詞の書き方の流れが掴める様になってくると、音楽に対する見方も段々変わってきたんです。それで大学を卒業する頃には自分はこういう事をやりたいという積極性みたいなものが生れてきて、セルフ・プロデュース的な事をする様になりました。ヴィジュアル面だとジャケットやライヴ・ステージ、衣装まで幅広く携わる事で、自分の中でこだわりがどんどん出てきて、それが今は最高潮という状態です。

●大学時代に抱いていた理想に、近付いているという実感はありますか?
倉木:それは強く感じますね。今振り返ってみて思うのは、こうして音楽を続けてこられたのは、夢を諦めずに向かって進んでいきたいという、熱い情熱と強い信念が導いてくれたんじゃないかなって。ファンの皆さんやスタッフの方等、色々な人達との出会いを通して沢山の刺激を受ける事で、自分の知らない自分に出会って、成長していける様な気がしています。

●新しい自分に出会える事に対しては、不安より期待の方が大きいですか?
倉木:期待の方が大きいですね。この10年は自分の中のものをひたすら放出してきたので、これからは色々なものを吸収して、その経験を元に若い人達のリアルな思いを自分のフィルターを通して伝えていけたらと思っています。自分の可能性を追求しながら、ファンの皆と成長していきたいですね。この10年で、私はファンの皆さんと成長してこられたと実感しているんです。皆が倉木麻衣を育ててくれて、一緒に成長してきたと思っているので、今後もそのスタンスは大切にしていきたいです。

※この続きは誌面にて!!

■倉木麻衣 OFFICIAL WEBSITE http://mai-kuraki.com/


倉木麻衣

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