ライブレポート♪

2018年10月01日(月)

DFT presents「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」 ライブレポート

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2018年6月17日に行われた「DFT presents 関西ネオロック 〜お好み音楽焼き大演会〜」から3ヶ月、DFT(=DOJIMA FORUM TEAM)が送る、無料ライブイベント第二弾DFT presents「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」が9月17日(月・祝)に開催された。前回のライブ終了時に予告されていた啓示的な宣言、
音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜「風は西から吹いてくる 空気は西から変わり始める」。
 その変化をより加速させるべく、オープニングはいきなり「音都」大阪のイメージ映像が流された。
 大阪は、音の都となる=「音都」、そのシーンを牽引するのはDFT(= DOJIMA FORUM TEAM)だという決意を引っさげて、この日登場したのはQyoto(キョウト)、dps(ディー・ピー・エス)、砂糖ココアとHinawa銃(サトウココアトヒナワジュウ)、CROSS LORD(クロスロード)、そして新鋭 magenta blue(マジェンタ・ブルー)の5組だ。
 まず登場したのは、初出演magenta blue。松山大徒(Vo)とKEI(G)を中心に結成された4人が奏でたサウンドは、流行のエレクトロ・ダンス・ポップ。マルーン5、ザ・チェインスモーカーズに通ずるダンサブルでポップなスタイルが、先進のロックバンドのフィールを醸し出す。「Distance」「タイムマシン」とブラックアイドソウル的な要素や松山のエフェクトをかけたファルセットボイスの使用も斬新、さらに「Baby And I love you」ではEDM的な要素も。4曲でステージを後にしたが、クールで新しいスタイルのロックの可能性を感じさせるバンドだった。
 続いては、平均年齢20歳のトリオバンドCROSS LORD。前回の初出演時には始めから激しいロックサウンドをかき鳴らしていたが、今回のオープニングでは、Voの基が軽快にギタレレを抱えて登場。明るくカリビアンな新曲「SAVANNA」を披露。サビで「サバンナ!」と力強く歌うシーンが印象的だ。2曲目の「Banana Shake」も新曲、かつ新境地を開くナンバー。また、「Where is My Cellphone」はよりブラックなフィーリング、ライブ定番曲でもある「Taking Pain」「Merry-Go—Round」もただ激しいだけではない洗練さが加わり、バンドとして一回り大きくなった演奏を聴かせてくれた。たった3ヶ月にして成長度著しい姿を見せたCROSS LORD、各楽曲のメロディーもキャッチーなだけに今後新進バンドの「台風の目」となる可能性大だ。
 CROSS LORDから、転換はサンタナ「ブラック・マジック・ウーマン」のフレーズをなぞりながらメンバーが入れ替わっていく。 
 3番手はこちらも2回目の出演、砂糖ココアとHinawa銃。パイレーツ姿のメンバーの衣裳も雄壮な出で立ち。1曲目はドラマティックな「Burning the soul」。砂糖ココアの情熱的なヴォーカルが印象的なナンバーだ。「私たちは、女性ならではの心情を歌うガールズバンドです」と宣言。大好きだった彼氏が浮気をして浮気相手の彼女としていたペアウォッチをぶっ壊す「あなたの腕時計」の歌詞の衝撃度の凄まじさ。不穏な空気感のまま「浮気をするのなら彼女より可愛くて 美人でスタイルのいい子にしなよ」へ。勢いよくドクロの旗が振りかざされ、力強いフレーズが響く。さらに可愛らしい歌詞と演奏ながら、内実はストーカーを歌うというグロテクスなイノセンスを表現した「ついて行くわどこまでも」、ヘビーメタルとオペラが融合したような「オンナの世界」のおどろおどろしき重厚サウンド、前回よりさらにパワーアップしたガールズバンドの真骨頂を見せてくれた。演劇的演出もさらに深化し、さながら新世紀の「ダークサイド・オブ・ザ・プリンセス」の称号は彼女らのためにあるようだ。新加入の女性ドラマーの貢献度も必見だ。
 そして、「Bring It On Home To Me」のフレーズ回しから転換、4番目に登場はつい先日メジャーデビューが発表されたばかり、ネオ・ハードロックバンドの雄、dps。
 前回は、ギタリストの森丘直樹が不在だったが、今回から復帰。サポートギタリストとキーボードを加えての6人編成で登場。真っ黒なコート姿で颯爽と登場したヴォーカル木村涼介。「堂島—!!」という煽りから激しく始まった「さよなら愛しい日々よ」、続く「Dive into the Stage」の衝撃度。激しい川村篤史のドラミングに野太い安井剛志のベースが絡み、畳みかける森丘のヘビー・ディストーションギターリフ。ハイボルテージな演奏の中で繰り広げられるアクロバティックな超高速ギターソロの妙技が、スゴい。dpsの強みは、ハードなサウンドでありながらメロディーはキャッチー、特にサビメロディーの耳馴染みの良さは特筆もの。「いっそ全部ぶっ壊して、真っ逆さまに落ちていって」「オレンジみたいな昼下がり」も一度聴いたら覚えて歌えてしまう魅力がある。そして、いち早く11/7にリリースされるメジャーデビュー曲「タイムライン」も披露。この曲、切り込むギターリフから、早口のラップみたいな歌い出し、サビの美メロとなかなか吸引力抜群なのだ。最後は、こちらもdpsアンセム曲となる「一発逆転」。サポートキーボードがドラムに加わり、ダブルドラムで繰り広げられた圧巻の迫力、いよいよロックのDNAを継承するニュージェネレーション・バンドの誕生、dpsの時代到来か!?を印象付けた。
 ジャズの名曲「Take Five」から転換していったのはQyoto、サックスRYOTA.とヴァイオリンHIROKIがソロを奏でていたのが印象的だった。
 ヴォーカル中園勇樹が自信たっぷりで歌い出した1曲目は2ndシングル曲「It’s all in the game」。Qyotoならではの華やかさを感じさせるJ-POPソングだ。さらに続けてデビューシングル曲「太陽もひとりぼっち」を惜しげも無く披露してくるのはバンドの余裕の表れか。確かに今時ブリティッシュトラッドスーツを着こなして登場するバンドも珍しいが、それが堂に入っていて会場の堂島リバーフォーラムのイメージにフィットしている。
 そうしてバラード曲「薔薇とシャンパンの日々」、これぞ美メロJ-POPの王道ソング。甘く軽くスウィングしている「I’m a looser」も最終曲「君と僕とアクロス・ザ・ユニバース」にしても、Qyotoはあくまで真っ当なJ-POPを直球勝負で追求するロックバンドだ、ということを裏づけたライブだった。
 それにしてもだ、前回からたった3ヶ月間でバンドというものはこんなにも進歩するものだろうか。Qyoto、dps、砂糖ココアとHinawa銃、CROSS LORD、どれもがバンド力、技術力、ヴォーカル、ライブ・パフォーマンス、モチベーション、ポテンシャル全てが上向きに突っ走っているのは驚きだった。
 ライブ終了後は、今回もMC車谷啓介(そして新人メイメイ)が登場。次回は11/17(土)3度目のDFT「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」の開催を宣言。出演者は、Qyoto、dpsのレギュラー陣に加え、-真天地開闢集団- ジグザグ、甘い暴力のV系バンド2組、そして植田真梨恵のベテラン勢も参加。さらにまだ出演者が増えるという。しかも、なんと次回もこの内容で無料イベントなのだ!
 一体どこまで本気を出すのかDFT、関西からのロックの波はもはや胎動では済まされない。来たるべき次の世紀、世代への新たなる足がかりだ。
 地震に台風、天変地異が数多く発生、関西&日本列島を襲った2018年。音楽シーンの地殻(=知覚)変動ももはや止められないところまで来ているに違いない。

■9/17 DFT presents「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」出演バンドプロフィール

□ Qyoto(読み:キョウト)
中園勇樹(なかぞのゆうき)(Vo)、HIROKI(Vn)、TSUCHIYA(Gt)、TAKUYA(Ba)、KENSUKE(Dr)、RYOTA. (Key, Sax)からなる京都出身のバンド。京都の現役大学生、中園勇樹・HIROKIを中心に2016年結成。
ボーカル中園の豊かな感情表現・質の高い爽やかなバンドサウンドが注目を集め、2017年8月23日に1st シングル「太陽もひとりぼっち」(フジテレビ “ノイタミナ” TVアニメ「DIVE!!」オープニング・テーマ)でメジャーデビュー。
【Official website】http://www.qyoto.jp

□ dps(読み:ディー・ピー・エス)
木村涼介(きむらりょうすけ/Vo)、森丘直樹(もりおかなおき/Gt)、安井剛志(やすいつよし/Ba)、川村篤史(かわむらあつし/Dr)からなる4人組ロックバンド。dpsは「d-project special」の略。大阪を拠点に活動を続ける若手ミュージシャン達が集結し、始まった“d-project”の第1弾作品である「d-project with ZARD」(ゲストボーカル:大黒摩季)のレコーディング時に集められたスペシャルメンバーを中心に2017年結成。若干20歳の木村のパワー・ヴォーカル、森丘直樹の超絶早弾きギター、安井と川村の鉄壁のリズム陣、ハードロックを基調とした正統派ロックバンド。
【Official website】http://d-p-s.jp

□ CROSS LORD(読み:クロスロード)
基(Vo)、尚虎(Gt)、歩夢(Ba)からなる滋賀県出身ロックバンド。
平均年齢20才、深みある基のボーカルと尚虎と歩夢が奏でるタイトなバンドサウンド、そしてキャッチーなメロディーが交錯する新世代のパワーロック・バンド。
【Official website】http://crosslord.jp

□ 砂糖ココアとHinawa銃(読み:サトウココア ト ヒナワジュウ)
種子島出身の砂糖ココア(Vo)を中心に、彼女の出身地からモチーフを得たバンドHinawa銃からなる。Hinawa銃のメンバーは、itsuka(Gt, Cho)、かきぎこころ(Ba)、北川加奈(きたがわかな/Key, Cho)。2017年結成。華やかなビジュアルとは裏腹に、ヘビー&ワイルドに女心を伝えるビター系ロックバンド。
【Official website】https://hinawaju.wixsite.com/hinawaju

□ magenta blue(読み:マジェンタ ブルー)
松山大徒(Vo)、KEI(Gt)を中心に結成。
それぞれがコンポーザー、アレンジャー、プレイヤーとしても活動する中、楽曲制作を中心にスタート。2018年より川浪啓太郎(Ba)、興梠誠祈(Dr)を加えた4人編成となる。
【Official twitter】https://twitter.com/magentablue_jp

■DFT(= Dojima Forum Team)とは
大阪キタ・中之島に位置する多目的ホール「堂島リバーフォーラム」が、関西発の新しい音楽の才能を全国に送り出すために立ち上げたプロジェクト。ここから新しい才能を発掘し、ホール、出演者、主催者が一丸となって全国区となるアーティストを紹介、日本の音楽シーンの再復興を促していこうという試みである。
*DFT official site:http://dojimaforumteam.jp
*DFT LINE@:@dft_info
*DFT Twitter:@DFT_INFO
*DFT facebook:https://www.facebook.com/DFT-615042385522416/ 

■NEXT LIVE
「DFT presents 音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」
日時:2018年11月17日(土)
ロビー開場:13:30
開演:15:30
会場:大阪府/堂島リバーフォーラム
出演:植田真梨恵 / Qyoto / dps / -真天地開闢集団-ジグザグ / 甘い暴力 / O.A. RICO KUSUDA with Sensation / and more…
料金:入場無料 (整理券配布)
当日、整理券の配布を予定しております。
詳細は後日DFTオフィシャルサイト、LINE@等でお知らせ致します。
※整理券をお持ちでないお客様も御入場可能です。

注意事項:
※開場・開演時間は変更になる場合がございます。
※会場の混雑状況により入場規制を行う場合がございます。あらかじめご了承ください。
※大阪府青少年健全育成条例により、16歳未満の方は19時以降 保護者の同伴が必要となります。
※未就学児童入場不可。

※TOPの掲載写真は11/7に「タイムライン」でメジャーデビューを果たすdsp


2018年08月10日(金)

焚吐「焚吐リアルライブ・カプセル Vol.3〜解放運動〜」 2018.7.31 @渋谷WWW LIVE REPORT

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5月にリリースしたミニアルバム『呪いの解けた日』のオフィシャルHP用のインタビューをした際、焚吐の変化を如実に感じていた。
「ライブ、本当に頑張りますので、よろしくお願いします!」。帰り際、彼から自発的に発せられた言葉だ。内向的でおとなしいイメージの彼が、自らそのようにアピールしてきたことが非常に強く印象に残っている。実際どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。大きな期待を持って、7月31日、アルバムを携え東名阪で開催してきたツアーのファイナル公演となる会場、渋谷WWWに向かった。

開場と共にみるみる埋め尽くされてゆく渋谷WWW。400人以上がひしめき合い、場内は熱気で溢れかえっていた。
開演19時が訪れ、不穏なSEの中バンドメンバーに続いて登場した焚吐は決意みなぎる表情を客席に向けて『呪いが解けた日』のオープニングを飾る「コントロール・ミー」で幕を開けた。1曲目からステージをアクティブに移動しながら歌い、その勢いのまま「クライマックス」「子捨て山」と攻撃的なナンバーで一気に熱量を上げていった。さらに「グリンプス・グランパ」の間奏では「これから声出していくぞ!ついて来れるか!」と挑発し、ライブ冒頭からコール&レスポンスを交えて一体感を高めていった。そしてデビュー曲「オールカテゴライズ」のイントロが流れるとオーディエンスから一斉に歓声が上がり、それに応えるかのように持ち前の伸びやかな歌声を響かせた。

「ようこそ! とうとう始まってしまいましたファイナル。燃え尽きたいと思いますので最後まで楽しんでいってください。ところで皆さん水分補給ちゃんとしてくださいね。」と気遣った後、「毎回恒例の全然関係ない話をしていいですか?」と、最近ハマったという“クロワッサンたい焼き”の話でたっぷり盛り上げ、一気に客席との距離を縮めていった。

続いてアコースティックギターの弾き語りからバンドサウンドへと展開していくスペシャルアレンジで届けた「ふたりの秒針」、ピアニカのハートウォームな音色に心を弾ませ、客席からは自然とクラップが起こった「黒いキャンバス」、軽快にリズムを刻む「ティティループ」と続けたところで、バンドメンバーは一旦退場。焚吐1人ステージに残りアコギの弾き語りコーナーへと移っていった。みやかわくんとのコラボCD「神風エクスプレス」に収録されたカバー曲「アイロニ」を、この日は焚吐オンリーヴァージョンで披露すると、会場中が早くも陶酔感に包まれた。

「次の曲はこのワンマンツアーで初披露する曲です。僕は人との繋がりが常に大事だなと思っています。そんな中で“別れ”ってあるじゃないですか。部活の引退、学校の卒業、親しい人の旅立ち、死者との離別……そういった沢山の別れがあります。僕自身高校2年生の時に母親が他界し、心のどこかに穴が空いたような感覚がずっとありました。皮肉なもので失ってから人との繋がりの大切さを思い知らされたというか、これだけ喪失感があるということは、母親のことをどれだけ大事に思っていたのかという事に気づかされました。今まで母親に対して曲を作って皆さんにお聴かせすることがなかったんですけど、今回のツアーのために作ってきました。聴いてください。」

そう静かに語り、母親への思いを吐露したバラードナンバー「魔法使い」を情感溢れる歌声で届けた。
深い余韻が漂う中、バンドメンバーが戻ってライブは後半へ。一段と訴求力を高めた「返してよ」で圧倒すると、照明が激しく点滅し、焚吐は両手でマイクをがっしりと握りしめ、シリアスかつ、エモーショナルにポエトリーリーディングを放った。満場のフロアを覆い包み込む重厚な空気。しかしそれを打ち破るかのように、「返してよ」と対になるアルバムのタイトルナンバー「呪いが解けた日」を、生命力漲るバンドアンサンブルに乗って力強く歌い上げた。

「このツアーで一番伝えたいことを立て続けに演奏させて頂きました。今回のツアーで何を皆さんに伝えればいいだろう? 5月に出したミニアルバムで伝えてきれていないことって何だろう? 生の声だからこそ伝えられることって何だろう?と考えながら沢山準備をしてきました。葛藤も沢山ありましたが、だからこそ今日のライブは楽しいです。」

相当な思いと覚悟を持ってこのツアーに挑んできたことを窺わせ、そして「青い疾走」「君がいいんです」「神風エクスプレス」と、タオル回しやシンガロングを交えながら立て続けに披露し、フロアを熱く躍動させ、本編の幕を閉じた。

温かなアンコールの声援に迎え入れられ、グッズTシャツに着替えて再びステージに戻ってくると、まずは鮮烈なロックチューン「僕は君のアジテーターじゃない」を届けた。
チームワークの良さを窺わせたサポートメンバー紹介の後は、洋楽のグルーヴを感じさせるエキゾチックなナンバー「モラトリアム」で懐の深さを覗かせ、さらに名曲「夢負い人」で、ソングライティングの高さやヴォーカリストとしてのポテンシャルの高さを改めて浮き彫りにした。

「14歳の時、生活の大半が孤独を締めていて、自分には味方なんて1人もいないなと本気で思っていました。そして今21歳の僕は、100%幸せですかと訊かれると全然そんなことはなくて、あの頃と同じような悩みや孤独を抱えて生きてるという実感があります。でもこうして皆さんの前で歌ったりお話している時だけは唯一忘れる事ができて、この時間がいつまでも続けばいいなとライブの度に思っています。皆さんの中にも僕と同じように孤独や不安を抱えてここに来ている人が沢山いらっしゃると思いますが、ライブの間一瞬だけでも忘れてくれていたならこれほど嬉しいことはないし、それができたあなたには先天的に孤独に打ち勝つ力があると思います。」

楽曲のみならず、言葉でも常に真摯な想いを伝えてきた焚吐。しかしデビュー当初のモノローグ(独白)型から、ダイアローグ(対話)型へと明らかに気持ちの変化が見て取れる。彼が曲を作り、歌を歌う意味は、いつしか内側から外側へと矛先を変えていたのだ。

そんな彼が最後に選んだのは「時速40000kmの孤独」。先ほど語られた思いがそのままリアルに描き出されたかのようなナンバーをタフネスに歌い上げ、歓喜に包まれる場内に感動のクライマックスが訪れようとした。が、その時!!
「すみません。物足りないからもう1曲やっていいですか?」と、思いがけない展開にオーディエンスはどっと沸き返った。そしてこの日のオーラスナンバー「泣き虫レイニー」を届けられた。
去り際、3周年記念ライブの決定が告げられると、客席からは「おめでとう!」の嵐が焚吐に向けられた。その光景にこの上ない笑顔を咲かせ、何度も「ありがとうございました。またお会いしましょう!」と、おじぎを繰り返す焚吐。互いの思いを交錯させながら、最後までかけがえのない時間が刻まれてゆき、2時間を超えるライブはとうとうフィナーレを迎えた。

取材時の言葉通り、全身全霊で挑んだ今回のライブは、挫折や孤独という呪いから解き放たれた、「過去」でも「未来」でもない「現在」の焚吐にしか表現できない、大きな分岐点となるような特別なステージだったに違いない。
また、格段に増した表現力と、ファン層の広がりを明白に感じさせるツアーにもなった。この収穫を糧に、人として、アーティストとして、今後どのような成長を見せていくのか。まずは11月26日に決定した3周年ライブに期待したい。
(text by music freak magazine編集部)

<SET LIST>
01. コントロール・ミー
02. クライマックス
03. 子捨て山
04. グリンプス・グランパ
05. オールカテゴライズ
06. ふたりの秒針
07. 黒いキャンバス
08. ティティループ
09. アイロニ
10. 魔法使い
11. 返してよ
12. ポエトリー
13. 呪いが解けた日
14. 青い疾走
15. 君がいいんです
16. 神風エクスプレス
<ENCORE>
17. 僕は君のアジテーターじゃない
18. モラトリアム
19. 夢負い人
20. 時速40000kmの孤独
21. 泣き虫レイニー

焚吐 3周年記念ライブ 〜リ・リ・リボーン〜開催決定!!
日時:2018年11月26日(月) 
OPEN:18:30/START:19:00
会場:東京・TSUTAYA O-WEST
お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

【チケット】
オールスタンディング 4,000 円(税込)
※ドリンク代別途必要
※未就学児のご入場はお断りいたします
一般発売日:2018年11月3日(土)

■焚吐OFFISIAL WEBSITE
http://takuto-official.com


2018年08月07日(火)

植田真梨恵インディーズデビュー10周年。インディーズ時代の楽曲のみ22曲を熱唱したアニバーサリーライブをレポート!

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2008年7月30日に『退屈なコッペリア』でインディーズデビューを果たした植田真梨恵が、10周年記念ツアーファイナルをデビュー日にあたる7月30日に新宿ReNYで開催した。
福岡県久留米市で生まれ育った彼女は幼い頃から歌手になることを夢見続け多くのオーディションに挑戦。中学3年生の時に現在所属するレコード会社主催のオーディションで優勝し、中学卒業と共に単身大阪へ移住して本格的に音楽活動を開始した。シンガーを夢見ていた少女は必要にかられるように自らソングライティングをするようになり、すぐにその才能を開花させる。また元々絵を描いたり、手芸をするなどのクリエイティブも好きだった彼女はジャケット写真やミュージックビデオを始めとしたアートワークもセルフプロデュースし、時には自らが制作するというマルチな才能を発揮して、オリジナリティ溢れるアーティストへと成長し続けてきた。
そんな多才な彼女がこの日のステージで見せたのは、MCは最小限、凝った演出やセットも特になく、ただただストレートに歌で思いを届けるという、圧倒的な歌力と情熱をぶつけた孤高の姿だった。

デビュー当時のテレビ番組でのインタビュー音源が場内に流れた後、バンドメンバー・いっせーのーで、北田慧(G. / magenta blue)、麻井寛史(B. / Sensation)、車谷啓介(Dr. / Sensation)、西村広文(Key. / アカシアオルケスタ)に続いて、肩口に大ぶりなフリルのついた白いチュニックに、ジーンズ、白いスニーカーという衣裳で登場すると、テレキャスターデラックスを抱え「未完成品」からエネルギッシュに幕を開けた。殺気立つほどの空気を纏って、湧き上がる感情を吐き出すかのようにエモーショナルな歌声を響かせて「きえるみたい」「ハルシネーション」と続けた後、この日初めてのMCへ。

「本日は平日の中、ようこそいらっしゃいました。7月30日の今日で、10年目の植田真梨恵です。どうぞよろしくお願いします。たっぷりやりますんで、最後まで楽しんでいってください。」

まるで決意表明のような毅然とした口調から今日が彼女にとって特別なライブであることを窺わせる。そしてここからMCを挟まず、インディーズ時代に産み落としてきたバラエティー豊かな楽曲たちを12曲続けてドロップ!! 激しいバンドサウンドで攻め立てた「センチメンタリズム」、北田とのユニゾンコーラスも聴き心地よかった「ミルキー」、久しぶりのライブ披露に沸いた「G」、植田ならではのソングライティングセンスが光る「中華街へ行きましょう」、アコギを弾きながら伸びやかな歌声を届けた「シンクロ」、手拍子とラララのシンガロングでクライマックスを思わせる盛り上がりを見せた「カーテンの刺繍」。そして、情感溢れる歌声で会場の空気を一掃したバラードナンバー「優しい悪魔」、アウトロでサウンドが急展開、車谷の激しくパワフルなドラムも圧巻の「愛と熱、溶解」と場内を掌握していった。さらに「壊して」「旋回呪文」「メリーゴーランド」「飛び込め」とインディーズ時代の植田を象徴する感情だだ漏れナンバーが怒濤のごとく叩き付けられていった。日頃落ち着いた印象の強いベースの麻井もこの日ばかりは荒々しくアクトしながら、しかし感情に流されずいつも通り安定したプレイでサウンドを支えていた。

「みなさん楽しんでいますか? インディーズ時代の曲を歌いながら、何回も“あ〜この時こんな気持ちだったな”と思いながら歌を届けています。今日のフラッシュバック率がすごい!!
ずっと自分がかっこいいなと思う曲を作りたくて、私は自分の思いしか歌えないからステージの上に嘘ばっかりの歌を持っていきたくないなと思っていたら本当のことばかり歌うようになっていました。そのうちどんな歌がかっこいいのか、何を歌えばいいのか全然分からなくなって1年くらい曲が書けなくなってしまった時期がありました。そんな時、「植田さんが思ったもの、今の気持ちそのものを曲に書いたらいいですよ」と言われて作った曲を次にお届けします」。

そう紹介されたのはインディーズ時代唯一のシングル曲「心と体」だ。さらに「S・O・S」「100life」とつなげ、そして本編ラストは「コンセントカー」。アコギを奏でながら、心の中でこれまでの様々な光景を反芻するかのように大切に言葉を紡ぎ、最後はバンドと共にヘッドバンギングを伴うエキサイティングなアクトで締めくくった。

アンコールに応え、彼女特有の照れ隠しなのだろうか?何故かほふく前進でステージに戻ってきた植田は、まずアコギの弾き語りで「夜風」を届けた。その後は再びバンドも戻って隠れた名曲「光蜜」で会場全体を深い感動で包み込んだ。
ここでバンドメンバーの紹介。「もっと弾いて~」という植田のリクエストに応えてそれぞれが洒落たソロを披露。長年ライブや制作に携わってきたキーボードの西村は人気曲「愛おしい今日」を美しいピアノの旋律で奏で、客席を大いに喜ばせた。
そして、植田がMCを続けようと一言発したその時、突然西村がピアノで、この日のオープニングSEでも使用された「星に願いを」を弾き始めた。暗転したホール内にミラーボールから放たれた無数の光が星のように瞬きとても綺麗だ。植田は「何?何?」と驚きの様子。しばらくするとコッペリア(1stミニアルバムのタイトル由来となっているテディベア)が描かれたケーキが登場し、バンドメンバー、オーディエンスから「10周年おめでとう!」の大合唱が届けられた。感動を隠しきれない植田。サプライズの発案者であろう11年支え続けてくれているマネージャーに感謝の意を示し、「こう言う時どうしたらいいか分からない!」と歯がゆさを表しつつも、「おめでとうと言うよりも、ファンの皆さん、バンドメンバー、スタッフ、私を支えてくれている皆さんに対して、これまで本当にありがとうございますという気持ちでいます。これからも私は真っ直ぐに歌を届けていきたいと思っています。願いはまだ叶っていないので、子供の頃からの夢をこれからも一緒に見てください。本当にありがとうございます」。感極まる場面も見せながら、最後は晴れやかな笑顔を咲かせ素直な思いを語った。
そして、「ケーキの甘い匂いと共に最後の曲をお届けしたいと思います。今日は本当にありがとうございました」。そう言ってラストナンバー「変革の気、蜂蜜の夕陽」を力強く歌い上げ、およそ2時間15分に及ぶライブは盛大にクライマックスを迎えた。

アーティスティックでありながら庶民的な魅力も感じさせ、多才で器用になんでもこなすイメージも強い反面、生真面目で不器用な面も感じさせる。そんなヒューマンな彼女が生み出す作品や、ありのままをさらけ出すライブパフォーマンスには、リスナーの心を揺さぶる音楽本来が持つ見えない力が宿っている。
この10年、どんな時も出し惜しみしないし、手を抜かない、いつでも全力で音楽活動に向き合う彼女の姿を目にしてきた。きっと、迷い躓きながらも夢に向かって相当な努力を積んできたことだろう。そうして養ってきた実力を武器に、新しい未来を今後どう描いてゆくのか。引き続き彼女の夢への道を見守っていきたい。
(text by music freak magazine編集部)

[SET LIST]
01.未完成品
02.きえるみたい
03.ハルシネーション
04.センチメンタリズム
05.ミルキー
06. G
07.中華街へ行きましょう
08.シンクロ
09.カーテンの刺繍
10.優しい悪魔
11.愛と熱、溶解
12.壊して
13.旋回呪文
14.メリーゴーランド
15.飛び込め
16.心と体
17.S・O・S
18.100life
19.コンセントカー
(ENCORE)
20.夜風
21.光蜜
22.変革の気、蜂蜜の夕陽

【リリース情報】
8th Single『勿忘にくちづけ』(わすれなにくちづけ)
NOW ON SALE
□初回限定盤
1.勿忘にくちづけ
2.雨にうたえば
3.distracted(ボイスメモ)
4.勿忘にくちづけ -off vo.-

□通常盤
1.勿忘にくちづけ
2.雨にうたえば
3.distracted
4.勿忘にくちづけ -off vo.-

all songs written by 植田真梨恵
初回限定盤のM-3には、作曲時に植田がiPhoneで録音していたデモ音源をそのまま収録。

□初回限定盤 <CD+DVD>
¥1,852(Tax out) / GZCA-4152
初回限定盤 特典DVD
・「勿忘にくちづけ」
・まわりくるめロケ番外編「久留米絣体験」

□通常盤 <CD ONLY>
¥1,200(Tax out) / GZCA-4153
通常盤封入特典
スペシャル映像が見られるパスワード封入
・MV完成披露試写会 ゲスト:車谷啓介(Per)、西村広文(Pf)

→ M1「勿忘にくちづけ」
チョーヤ「夏梅」CMソング https://youtu.be/ozAeeg3C8K0
日本テレビ系「バズリズム02」POWER PLAY
WEBムービー「Kurumekasuri Story お伝さん~久留米かすり物語」主題歌

「勿忘にくちづけ」-蝶矢編-(監督 東市篤憲)
URL https://www.youtube.com/watch?v=Fr62j2BFFMY

植田真梨恵「勿忘にくちづけ」MV
URL https://youtu.be/gbYvL6yyhX0

チョーヤ「夏梅」WEBページ
URL  http://www.choya.co.jp/products/natsuume_special/


【ツアー情報】
植田真梨恵 たったひとりのワンマンライブ vol.3 “good-bye stereotype”

2018.9.22(土) 京都・紫明会館
OPEN 16:30 / START 17:00
(問) サウンドクリエーター 06-6357-4400

2018.9.24(月・祝) 滋賀・豊郷小学校 旧校舎群
OPEN 16:30 / START 17:00
(問) サウンドクリエーター 06-6357-4400

2018.10.6(土) 愛知・クラブクアトロ
OPEN 17:30 / START 18:00
(問) サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

2018.10.13(土) 徳島・脇町劇場オデオン座
OPEN 17:30 / START 18:00
(問) デューク高松 087-822-2520

2018.10.19(金) 福岡・久留米シティプラザ 久留米座
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) キョードー西日本 0570-09-2424

2018.10.30(火) 北海道・札幌Fiesta
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) マウントアライブ 011-623-5555

2018.10.31(水) 宮城・日立システムズホール仙台 交流ホール
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) キョードー東北 022-217-7788

2018.11.2(金) 静岡・Live House 浜松 窓枠
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) サンデーフォークプロモーション静岡 054-284-9999

2018.11.4(日) 東京・クラブeX
OPEN 16:45 / START 17:30
(問) H.I.P. 03-3475-9999

【イベント出演情報】
8月8日(水)なんばHatch
8月13日(月)なんばHatch
8月25日(土)アリオ倉敷
8月31日(金)新木場STUDIO COAST

【植田真梨恵オフィシャルYouTube チャンネル】
https://www.youtube.com/user/uedamarie
【植田真梨恵オフィシャルサイト】
http://uedamarie.com/
【植田真梨恵オフィシャルブログ】
http://lineblog.me/uedamarie/
【植田真梨恵twitter】
@uedamarie


2018年08月01日(水)

焚吐「リアルライブ・カプセル Vol.3 〜解放運動〜」東京ツアーファイナル!! さらにデビュー3周年記念ライブ〜リ・リ・リボーン〜 開催決定

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「リアルライブ・カプセル Vol.3 〜解放運動〜」
2018.7.31 @渋谷WWW ライブレポート速報!

現役大学生シンガーソングライター焚吐が、「リアルライブ・カプセル Vol.3 〜解放運動〜」と題して行った東名阪ワンマン・ツアーの最終日を7月31日、東京・SHIBUYA WWWで迎えた。アンコールで「今までと違う焚吐を見せようと思った」と言ったが、その言葉通りアップデートした焚吐を見せた2時間になった。
白いチュニック姿で登場した焚吐は、5月にリリースしたミニ・アルバム『呪いが解けた日』でも幕開けを飾る「コントロール・ミー」からスタート。「焚吐です! リアルライブ・カプセル Vol.3 〜解放運動〜へようこそ!」と大きな声で挨拶し、4人のバンドメンバーと共に次々とノリのいい曲を繰り出しキレのいい身のこなしでステージ狭しと動きながら歌う姿は、以前と打って変わってアクティブで、促されるまでもなく手拍子をして盛り上がる満杯のファンを驚かせ喜ばせた。
デビュー曲「オールカテゴライズ」やTVアニメ「名探偵コナン」エンディングテーマ曲「ふたりの秒針」、また歌を作る原点となった辛い学生時代を題材にした「ティティループ」など、一段と表情豊かになった歌が彼の半生を垣間見せる歌詞をリアルに伝え、シンガーとしての存在感を強く感じさせる。それをさらに感じさせたのは、このツアーのために書き下ろした、17歳の時に他界した母親への思いを歌った「魔法使い」。この曲を弾き語りで歌うと、客席のあちこちから啜り泣きが漏れた。
その空気を一転させて後半は早口の朗読に挑戦した「ポエトリー」や、観客とともにタオルを振り回した「青い疾走」、みやかわくんとのコラボ曲「神風エクスプレス」などで最高潮を迎えた。

アンコールに応えて再登壇した焚吐は、14歳の頃と同じように今も孤独を抱えて生きているけれど「みなさんの前で歌ったり話している時は孤独を忘れることができる。みなさんもこのライヴの一瞬だけでも孤独や不安を忘れてくれたら、こんなに嬉しいことはないと思っています」と話し、「時速40000kmの孤独」を熱唱。それを最後の曲と告げたにもかかわらず、「物足りないのでもう1曲やっていいですか?」と「泣き虫レイニー」を披露。歌い終えた後もオフマイクで何度も「ありがとうございました!」と両手を上げて挨拶し、最後に「重大発表があります!11月26日、3周年記念ライヴが決定しました!」と告げてステージを降りた。
 (文:今井智子 写真:達川範一)

焚吐 リアルライブ・カプセルVol.3 ~解放運動~
7月31日(火)東京 SHIBUYA WWW セットリスト
1.コントロール・ミー
2.クライマックス
3.子捨て山
4.グリンプス・グランパ
5.オールカテゴライズ
6.ふたりの秒針
7.黒いキャンバス
8.ティティループ
9.アイロニ
10.魔法使い(新曲)
11.返してよ
12.ポエトリー
13.呪いが解けた日
14.青い疾走
15.君がいいんです
16.神風エクスプレス
‐‐‐‐‐‐‐‐Encore‐‐‐‐‐‐‐‐
17.僕は君のアジテーターじゃない
18.モラトリアム
19.夢負い人
20.時速40000㎞の孤独
21.泣き虫レイニー

焚吐 3周年記念ライブ 〜リ・リ・リボーン〜開催決定!!
日時:2018年11月26日(月) 
OPEN:18:30/START:19:00
会場:東京・TSUTAYA O-WEST
お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
【チケット】
オールスタンディング 4,000 円(税込)
※ドリンク代別途必要
※未就学児のご入場はお断りいたします
一般発売日:2018年11月3日(土)

無料ファンクラブ『リアルタイム・カプセル』会員先行受付決定!
受付期間:2018年8月1日(水)18:00〜8月8日(水)23:59
お申し込みは、こちらから
https://takuto-official.com/member/auth/login 

■焚吐 HP http://takuto-official.com


2018年07月23日(月)

DAIGO ソロデビュー15周年公演は前代未聞の8変化!? 自身最長の4時間にわたる中野サンプラザ公演をレポート!

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 BREAKERZのDAIGOがソロデビュー15周年記念ライブ「DAIGO VS DAIGO☆STARDUST」を、デビュー日にあたる7月21日に中野サンプラザで開催した。
 DAIGO☆STARDUSTとは、BREAKERZ結成前の2003年〜2007年にDAIGOが行なっていたソロ・ユニット。“星から舞い降りてきたロック王子”というコンセプトの下、活動していたDAIGO☆STARDUSTは、ソロデビュー10周年の時に2夜限定で復活したが、その後再び活動を封印。以降、ソロ活動はDAIGO名義で行ってきた。しかし、今夜5年ぶりに突如甦ったDAIGO☆STARDUSTは、音楽以外の俳優業やタレント業などマルチに活躍するDAIGOに向け、“どちらが歌を真剣に思っているか戦わない?”と宣戦布告。“DAIGO☆STARDUST”と“DAIGO”によるライブバトルが勃発した。1人2役!?とも言えるエンタメ感満載のステージに多くのファンが熱狂した。

 まず先手はDAIGO☆STARDUSTだ。シンボルの巨大な羽を付け、氷室京介に提供してもらった記念すべきデビュー曲「MARIA」から戦いの火蓋が切られた。
 
T・レックス特有の古典的ポップ・ロックや、デヴィッド・ボウイに代表される艶かしい中性的な衣装を纏い、退廃的な世界観を放つグラム・ロックを基調としたDAIGO☆STARDUSTの楽曲は、センス溢れるサウンドと、DAIGO特有のハイトーンヴォイスがマッチした秀作揃いだ。今回のステージでも、耽美な世界観を放ちながらも耳触りの良いキャッチーな楽曲を次々と披露していった。
全身ミラーボールのようなシルバーが輝く電光衣装に着替えて披露した「The space toy」の後はゲストコーナー。今回のライブでは同じレコード会社の先輩にあたる3人のBeing Legend応援ゲストが、DAIGOの15周年を祝い駆けつけてくれたのだ。まず一人目に登場したのは大黒摩季。ドンペリを片手に「15周年おめでとう!」とロックに、かっこ良く登場した大黒は、「Beingも私が離れてる間にDAIGO君が入って華やかになったね。長くやってると色々な帰路があるけど、“MMSNSG”=“まだ まだ 先は 長い。しぶとく 頑張れ!”」 と温かなメッセージを送った。そして、DAIGOからリクエストしたという国民的人気ソング「ら・ら・ら」をコラボレーション。サビでは大黒のイニシアチブにより大合唱が沸き起こり、ホール全体にハッピーバイブが広がった。
 大黒退場後は、ライブに欠かせないアンセム曲「SUMMER ROSE」「I wanna be your star」を歌い上げ、観る者を魅了して止まないスペイシーなDAIGO☆STARDUSTのステージはエンディングを迎えた。

 後手はいよいよDAIGOのステージだ。1曲目の「無限∞REBIRTH」からパワー全開!続いてハードなデジタル・ロック「REVOLUTION EVOLUTION」などロックスピリット溢れる曲で攻めたかと思えば、MCでは自身が出演するCM「太田胃散」「セイバン」で歌唱しているCMソングで笑いを取ったり、はたまたレギュラー出演するTV番組の企画で生まれたバラード曲「I Wish」では聴く者の心を揺さぶり、客席と共に振り付けを重ねる「ジェラルミン」「POP☆CORN」ではコミカル&ポップな魅力を全開。実にバラエティー豊かなセットリストで常に高揚感を与え続けてくれた。
 さあここで2人目の応援ゲスト、倉木麻衣の登場だ。昨年BREAKERZの企画イベントライブ「10番勝負」で対バンを果たし、その時DAIGOが倉木をフィーチャーして制作した「ひらり舞い散る花のように」のレコーディング(※BREAKERZ10周年スペシャルアルバム『X(クロス)』収録)にも倉木が参加。親交を深めてきた2人がこの日コラボしたのは、倉木のヒットナンバー「Secret of my heart」だ。美しく澄んだ倉木のヴォーカルに、DAIGOが絶妙なコーラスでハモり、客席を釘付けにした。MCでは、「“CKM”=“超かっこいい MUSICを 発信し続けてください。”」とエールを送り、その他にも倉木自ら、“ドキドキする”=“DKDK”とDAI語で表現するなど終始アットホームなステージとなった。
 倉木がステージを去るも興奮さめやらぬ中、次に届けられたのはリリースされたばかりの新曲「今夜、ノスタルジアで」。GLAYのTAKUROがDAIGOのために書き下ろしたミディアムチューンで、これまでとはひと味違う男の哀愁が感じられるブルージーなナンバーだ。「生きていると辛いことや、自分に限界を感じることもあります。そういう時TAKUROさんに頂いたこの曲で元気をもらいます。そんな大切な曲を皆さんに届けたいと思います。」そう語り、ミュージックビデオ同様、アコギを弾きながら伸びやかに歌い上げた。
そしてラストは、亡き恩人への感謝の思いを込めたDAIGOにとって特別な一曲「YELL」で、渾身の歌声を響かせ、壮大に本編を締め括った。

 盛大な声援に迎えられたアンコールでは3人目の応援ゲスト、T-BOLANの森友嵐士が呼び込まれた。ステージに姿を現しただけで圧倒的な存在感を放つ森友を尊敬する先輩と紹介したDAIGO。そしてT-BOLANの名バラード「離したくはない」をセッションした。唯一無二の森友のヴォーカル、時を超えても色褪せることのない名曲にリスペクトを捧げ、一語一語に思いを込めたDAIGOのヴォーカルがエモーショナルに響き渡り、客席からは「最高〜!」の歓喜の雄叫びが上がった。そして、「“OOH”=“オンリー ワンの 星になれ!”」という激励のメッセージを残し、ステージを去る森友に惜しみない拍手が送られた。

 森友を送り出した後は、ファッションショーのごとく衣裳を早替えしながらのスペイシーショー! カウボーイハットにブルーのキラキラ衣裳が人気の「永遠のスペースカウボーイ」、巨大な蝶の羽を纏った「BUTTERFLY」、内側にカラフルな星が沢山描かれた全幅4メートルにもおよぶマントを翻しながら歌った「ROCK THE PLANET」と、オーディエンスを大いに喜ばせた。
 充足感に満たされる中、戦いを終えた両者が再びスクリーンに登場。DAIGO☆STARDUSTは敗北を認め、「僕は修行の旅に、色々な星を回ってくる」と告げて宇宙へと旅立ち、バトルは結末を迎えた。
 そして、衣裳を着替えステージに戻ったDAIGOは、改めて15周年の感謝の思いを真摯に語り、この日のラストナンバー、TAKUROが書き下ろした両A面のもう1曲のシングル「真夏の残響」を披露。大人のほろ苦いセンチメンタリズムを漂わせたメロディアスなナンバーを情感たっぷりに歌い上げ、終了後には、ソロデビュー15周年を記念したツアーの開催も発表されるなど、およそ4時間にわたるスペシャルなライブはフィナーレを迎えた。

 この15年、ミュージシャン以外でも活動の場も広げ、今では誰もが知るお茶の間の顔となったDAIGO。その多彩な経験と愛されるべきキャラクターを生かしたステージは、彼にしか生み出せない極上のエンターティナーショーだった。しかし、どんな衣裳を着ようとも、どんな芸能的手法を用いようとも、その根底にはティーンエイジャーから憧れ、築き上げてきたロックスピリットが宿っていることを感じさせるものでもあった。40代となった彼がこれまで培ってきた人間力を発揮し、今後ミュージシャンとしてどんな新しい世界を描いていくのか。その進化に期待したい。
(text:music freak magazine編集部)

<LIVE>
DAIGO ソロデビュー15周年記念ライブツアー

■2018年12月15日(土)大阪・バナナホール
■2018年12月16日(日)愛知・名古屋ReNY limited
■2018年12月24日(月・祝)東京・神田明神ホール
※詳細は後日発表。

<RELEASE>
DAIGO 5th Single「真夏の残響 / 今夜、ノスタルジアで」
NOW ON SALE

◇初回限定盤A
価格:¥1,800(税込)
【収録曲】
M1. 真夏の残響
M2. 今夜、ノスタルジアで
M3. 真夏の残響 ~Karaoke~
【特典DVD】
「真夏の残響」Music Clip+Music Clip Off Shot

◇初回限定盤B
価格:¥1,800(税込)
【収録曲】
M1. 今夜、ノスタルジアで
M2. 真夏の残響
M3. 今夜、ノスタルジアで ~Karaoke~
【特典DVD】
「今夜、ノスタルジアで」Music Clip+Music Clip Off Shot

◇通常盤
価格:¥1,000(税込)
【収録曲】
M1. 真夏の残響
M2. 今夜、ノスタルジアで
【封入特典】
※初回生産分のみ「DAIGOカード(全4種の内ランダムで1枚封入)」

<全形態共通特典>※連動特典応募用ID封入  

■Total Information
DAIGO Official Site http://daigo-official.net
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