リリース・ライブ情報♪

2023年07月20日(木)

Cing 3.5th Digital Single「バーガークイーン」7/20(木)配信開始! 楽曲制作・佐々木喫茶による架空のCMソングが 待望のフルバージョンでリリース!

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B ZONEグループ内のレーベルasistobeのキャラクターアーティストプロジェクト「Cing(読み:シング)」が7月20日(木)に3.5th Digital Single『バーガークイーン』のストリーム&ダウンロード配信を開始。ミュージックビデオもCingのYouTubeチャンネルに公開された。
【2050年の音楽】をテーマにしたCingは、章仕立てで展開する物語性の強い楽曲と、その楽曲から受けたインスピレーションを基に描かれるイラストが特徴のキャラクターアーティスト。
2023年4月1日(月)のエイプリルフールの日に突如公開された【もしCingが六本木にあるという架空のハンバーガーショップのCMソングを歌ったら】というコンセプトの楽曲が、待望のフルバージョンでリリース。
楽曲製作はキャッチーでレトロで中毒性のある音楽を、数多くのアイドルやVTuberに楽曲提供している佐々木喫茶氏が担当している。

■佐々木喫茶 コメント
今回架空のCMソングと言うことで非常に楽しく制作させていただきました!
可愛く仕上げたので是非聴いてみてください!

●クリエイタープロフィール
<3.5th Digital Single楽曲提供>
佐々木喫茶
福島県出身。音楽プロデューサー。
バンド活動と並行して、2010年代からは自身の80年代テクノポップをルーツとしたキャッチーでレトロで中毒性のある音楽を数多くのアイドルやVTuberに楽曲提供し佐々木喫茶サウンドを確立している。
近年は個人名義でのフィーチャリングシリーズやボカロ作品もリリースし活動の場を広げている。

<Cing キャラクターデザイン>
すしお
アニメーター、イラストレーター。
アニメ『キルラキル』『天元突破グレンラガン』『プロメア』などに参加。

●Cingプロフィール
時は西暦2050年。
かつて六本木と呼ばれていた地区で“Cing(シング)”という名前で呼ばれる存在。
絵文字を使ってコミュニケーションを取るのが好き。
「自分という存在」への答えを求めて、今日も街を彷徨い歩く。

3.5th Digital Single『バーガークイーン』概要
タイトル:3.5th Digital Single『バーガークイーン』
アーティスト名:Cing
配信開始日:2023年7月20日(木)
作詞:佐々木喫茶
作曲:佐々木喫茶
編曲:佐々木喫茶

<Music Video>
https://youtu.be/VgRRt0BGt2Y
<Download & Streaming>
https://cing.lnk.to/burgerqueen

【Cingオフィシャルサイト】
https://cing-music.com/
【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/@Cing_music
【Twitter】
https://twitter.com/Cing_official
【Instagram】
https://www.instagram.com/cing_music/


2023年07月19日(水)

ラウドでポップでメロディアス! “夏”の幕開けと共にKNOCK OUT MONKEYのニューシングル 「DAY DREAM BELIEVER」を本日リリース!!!

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KNOCK OUT MONKEYのニューシングル「DAY DREAM BELIEVER」が7月19日より配信開始!
コロナ禍で溜まっていた鬱憤を弾け飛ばすように軽快なビートのリズム隊と心地よいメロディでありながら、重厚さも兼ね備えたギターが絡み、これから迎える暑く熱い“夏”に新しい世界へと突き進む快進作「DAY DREAM BELIEVER」!
曲調は全く違うが、タイトルに1967年に大ヒットしたザ・モンキーズの「DAYDREAM BELIEVER」をオマージュしているのが彼ららしい。
今作のテーマは『夏の冒険心』抑制されていた日々から解放され、“新たな日常を見つけるべく冒険へと繰り出せ”というメッセージを込めた力作!! 先ほどOfficial Youtube上に公開されたMusic Videoは、スケートボードパークで撮影され、“夏”への疾走感を表すようにキレのある内容に仕上がっており、じっとしてはいられないうずうずした気持ちを抑えきれない感情へと掻き立てる刺激的な内容になっている。
また、新曲リリースに併せて新アーティスト写真も公開!
KNOCK OUT MONKEYと一緒にこの夏を駆け抜ける冒険へ飛び出そう!
詳しくはオフィシャルサイトまで!

【KNOCK OUT MONKEY「DAY DREAM BELIEVER」MV】
https://www.youtube.com/watch?v=SU49BiDcOAU

【KNOCK OUT MONKEY 配信限定デジタルシングル「DAY DREAM BELIEVER」】
■2023年7月19日(水)配信リリース

【配信サービス一覧】
★Apple Music
★Spotify
★LINE MUSIC
★YouTube Music
★AWA
★KKBOX
★RecMusic
★dヒッツ

【Major Debut 10th Anniversary Live】
■2023年10月1日(日)
■神戸・CHICKEN GEORGE
※詳細は後日

【イベント出演情報】
■2023.08.23(水)心斎橋ANIMA 『ANIMA 4th Anniversary
キッカケ vol.3』
Act) KNOCK OUT MONKEY/locofrank/TOTALFAT

■2023.09.23(日) 神戸Harbor Studio
『NO ROCK, NO LIFE –MANY THANKS YEARS』
Act) KNOCK OUT MONKEY/アルルカン/EGG BRAIN/月と徒花
■2023.09.24(日)加古川河川敷特設会場
『KAKOGAWA MUSIC FES 2023 re: START』

【KNOCK OUT MONKEY オフィシャルサイト】
https://knockoutmonkey.com/
【KNOCK OUT MONKEY Official YouTube Channel】
https://www.youtube.com/@OfficialKOM
【KNOCK OUT MONKEY オフィシャルTwitter】
https://twitter.com/KOM_Official
【KNOCK OUT MONKEY オフィシャルInstagram】
https://www.instagram.com/kom_official1002/
【KNOCK OUT MONKEY オフィシャルLINE】
https://page.line.me/knockoutmonkey?openQrModal=true

【KNOCK OUT MONKEY プロフィール】
“神戸の暴れ猿”の異名を持つ4人組ロックバンド。
様々なジャンルを貪り食うミクスチャーロックの精神性と、激しさの中に日本人特有のキャッチーさを兼ね備えた楽曲、日本語に重きを置いた感情剥き出しのリリックが特徴。これまで数々のフェスに出演し、国内、国外のアーティストと共演を重ねてビルドアップされた圧巻のライブパフォーマンスは必見。
自らを鼓舞しオーディエンスを狂喜乱舞させるw-shunのカリスマ性と高い演奏スキルを持つ演奏隊が創り出すライブ空間は是非現場で体感してほしい。


2023年07月13日(木)

SARD UNDERGROUND 6th SINGLE「役者犬のうた」9月20日リリース!

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ニューシングルは世代を超えたコラボレーションで生まれた、胸締め付けられるメッセージソング !
実話をもとに綴られた、哀しきものがたり。


[人間の都合で翻弄される不幸な動物たちを無くしたい]その想いに心動かされ、リリースが実現!
SARD UNDERGROUNDのニューシングルが9月20日にリリースされる。
今作「役者犬のうた」は、数多くの歌謡作品を手掛ける作詞家・鮫島琉星氏(第 55 回日本作詩大賞入賞 [ 寺本圭佑「折鶴夜曲〜おりづるやきょく〜」他 ] が詞を手掛けた作品。映画撮影所に迷い込んだ野良犬が「役者犬」となるも、その後再び捨てられ…そんな哀しき実話をもとに歌詞を綴った鮫島氏は、“人間の都合に翻弄される不幸な動物を無くすためにこの物語を歌にして、より多くの人に聴いて欲しい”という想いを旧知の仲である音楽プロデューサー・長戸大幸に伝えると、長戸は自ら作曲を担当。そして幅広い世代にこの大切なメッセージを届けるため、自身が手掛けるZARDのトリビュートバンドとして昭和世代と平成世代を令和につなぐSARD UNDERGROUNDのメンバーに参加を打診。幼い頃から犬を飼っていたりと、動物好きの彼女たちは、「役者犬のうた」に込められたメッセージに心動かされ、今回の世代を超えた異色コラボが実現した。

情景を鮮やかに綴った詞、ノスタルジックPOPなメロディー、神野友亜の澄んだボーカルによって紡がれた哀しき「役者犬」の物語。
M-3には神野友亜による朗読も収録されているのであわせてお聞きいただきたい。
また、リリース日は動物愛護週間(9/20〜26)の初日。「役者犬のうた」に込められたメッセージが一人でも多くの人に届くことを願うばかりだ。

SARD UNDERGROUND
6th SINGLE「役者犬のうた」
2023年9月20日(水)発売

全形態SPECIAL PRICE ¥880 (本体 ¥727) 
※売上の一部は動物愛護関連団体へと寄付される
 
■初回限定盤A(CD)
品番:GZCA-7190  
[収録曲]
1.役者犬のうた
2.揺れる想い [tribute 2023] (LIVE ver.)
3.朗読「役者犬のうた」朗読:神野友亜
4.役者犬のうた (off vocal)

■初回限定盤B】(CD)
品番:GZCA-7191
[収録曲]
1.役者犬のうた
2.マイ フレンド(LIVE ver.)
3.朗読「役者犬のうた」朗読:神野友亜
4.役者犬のうた (off vocal)

■通常盤(CD)
品番:GZCA-7192
[収録曲]
1.役者犬のうた
2.負けないで(LIVE ver.)
3.朗読「役者犬のうた」朗読:神野友亜
4.役者犬のうた(off vocal)

・役者犬のうた
鮫島琉星 作曲:長戸大幸 編曲:徳永暁人

LIVEツアー決定!
SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2023

【開催日程】
■2023年9月18日(祝・月) 
東京都 / Zepp Haneda(TOKYO) 
開場17:00 開演18:00
(問)H.I.P. 03-3475-9999

■2023年10月1日(日)
大阪府 / Zepp Osaka Bayside
開場17:00 開演18:00
(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888

【一般発売】2023年8月19日(土) 10:00〜
【チケット】全席指定 ¥6,000(税込) ※学生割引あり
★詳しくは http://sard-underground.jp/

hills パン工場 「THURSDAY LIVE」3カ月連続出演!
■2023年6月1日(木)THURSDAY LIVE 〜Good-bye My Loneliness〜 SOLD OUT/終了
■2023年7月6日(木)THURSDAY LIVE 〜星のかがやきよ〜 SOLD OUT/終了
■2023年8月10日(木)THURSDAY LIVE 〜タイトル未定〜 SOLD OUT
★詳しくは http://sard-underground.jp/

LIVEイベント出演!
「OSAKA COLORZ SHOW 2023 powered by SHEIN」
2023年8月29日(火)
Zepp Osaka Bayside
【出演】鬼龍院翔 / SARD UNDERGROUND / 新里英之(HY)
【BAND】OCEANS
★詳しくは https://colorz.tokyo/


2023年06月24日(土)

Rainy。6/24より『名探偵コナン』新EDテーマを AZUKI七(GARNET CROW)作詞曲にて担当!『名探偵コナン』テーマソング史上最年少の14歳!!

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6月24日より『名探偵コナン』の新エンディングテーマとして、14歳のエモ・ポップ・アイコン Rainy。(レイニー)が歌う「…and Rescue Me」のオンエアがスタート。この楽曲の作詞は、AZUKI七(ex.GARNET CROW)が担当していることが発表された。
今作は、Rainy。の15歳の誕生日である6月28日に発売の1st ALBUM『Rainy。UNIVERSE』に収録される楽曲で、6/24(土)より先行配信がスタート、『名探偵コナン』放送終了タイミングに合わせてMusic Videoも公開となった。

史上最年少の14歳で『名探偵コナン』テーマソング担当となったRainy。の「…and Rescue Me」は、2013年に解散したGARNET CROWのAZUKI七が、10年ぶりに作詞を担当した楽曲。
2013年6月9日の最終ライブをもって惜しまれながら解散した4人組・GARNET CROW。
13年間の活動期間にTVアニメ『名探偵コナン』テーマソングを10曲/劇場版『名探偵コナン』主題歌を1曲担当。
現在もSNSで名前を出されない日はないほどに根強い人気があり、解散7年後の2020年のデビュー20周年を機に公開された全44曲のMusic Videoは、現在も再生数を伸ばし続けている。
特に、「夢みたあとで」(217万回)、「涙のイエスタデー」(216万回)、「君という光」(142万回)など、『名探偵コナン』テーマソングはいずれも、解散後に公開されたMVとしては異例の再生数となっており、名探偵コナンファンとの親和性の高さを窺わせる。
GARNET CROW楽曲が愛される理由の一つが、AZUKI七が作る物語性が強く哲学的な雰囲気のある独特な歌詞で、発表される度にファンの注目を浴びた。
2014年以降、作詞提供もない状態だったが、今回、このメロディー×『名探偵コナン』テーマソングには絶対にAZUKI七の歌詞が合うというスタッフの想いからダメ元で依頼をしたところ、快諾されたことで実現。GARNET CROW解散からちょうど10年後の2023年6月に15歳を迎えるアーティスト・Rainy。がAZUKI七 作詞曲を『名探偵コナン』エンディングテーマ担当曲として歌うこととなった。

Rainy。は、2022年4月に『名探偵コナン』の人気キャラクター・安室透の公式スピンオフ作品であるアニメ『名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)』エンディング主題歌の「Find the truth」でデビューした。2作目「All or Nothing」が『TGC 2022 公式応援ソング』に起用され、『第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER』を皮切りにTGC 4公演でオープニングアクトとして堂々とした歌声で会場を魅了。3rdシングル「絆炎」はNintendo Switch™用ゲームソフト『ファイアーエムブレム エンゲージ』エンディング主題歌となるなど、今注目のティーンエイジアーティストだ。
来週6月28日(水)には、これまで発表してきた4曲に、本日先行配信された「…and Rescue Me」、そしてRainy。が13歳の時に作詞した「ME」など、多様な全11曲(ボーナストラックを含む)を収録した1stアルバム「Rainy。UNIVERSE」をリリースする。

★Rainy。コメント
今回、『名探偵コナン』のエンディングテーマをAZUKI七さんに作詞いただいた「…and Rescue Me」で担当させていただいています!!
心にグッとくる、グッと刺さってくるような歌詞が、情熱的なメロディーに合わさっていて、本当に魅力的な曲です。その魅力を最大限に出せるように、より感情を乗せるにはどういう歌い方をしたらいいかを自分なりに試行錯誤しながらレコーディングしました。
大好きなアニメである『名探偵コナン』のテーマソングを担当させて頂けると分かったときは、本当にびっくりして、夢みたいで、言葉が出なかったです。この機会にたくさんの方に私Rainy。の歌声を知って頂けるように、もっともっと想いを込めて歌を届けたいです!!

■Rainy。「…and Rescue Me」MV
https://youtu.be/8-jqlByfL3M


【 Rainy。 (レイニー) 】
Date of birth : 2008.6.28
彗星のように現れた圧倒的表現力とビジュアルを兼ね備えた
エモ・ポップ・アイコン。
雨のように形を変えて、世界中どこにいても、いつでも音楽の雨を降らせたい。
ジャンルレス・ボーダーレスに歌う新世代の表現者。
雨のように自由に。繊細に。ときには力強く。
https://rainy.lnk.to/rainy

≪リリース情報≫
■2023年6月24日 (土)先行配信
 「...and Rescue Me」 
作詞:AZUKI七 作曲・編曲 : 宮崎京一、清水"カルロス”宥人
読売テレビ・日本テレビ系全国ネット土曜よる6:00放送「名探偵コナン」エンディングテーマ

■2023年6月28日(水)発売
1st ALBUM 「Rainy。UNIVERSE」
<収録曲>
1 ...and Rescue Me (読売テレビ・日本テレビ系全国ネット土曜よる6:00放送「名探偵コナン」エンディングテーマ)
2 Rain your World
3 Teenager (TBS系「よるのブランチ」5月6月エンディングテーマ)
4 素直になれたら
5 Find the truth (アニメ「名探偵コナン ゼロの日常」エンディング主題歌)
6 Freeze
7 All or Nothing (TGC 2022 公式応援ソング)
8 Live it Up
9 ME
10 絆炎 -Symphonic Style- *ストリーミング配信なし
[Bonus Track] 絆炎 (Nintendo Switch™用ゲームソフト『ファイアーエムブレム エンゲージ』エンディング主題歌)*ストリーミング配信なし

●初回限定盤
[ CD+グッズ ]
グッズ:Rainy。& サニまる アクリルキーホルダー
品番:JBCZ-9146
価格:3,850円(税込)/3,500円(税抜)

●通常盤
[ CD+動画視聴用QRコード ]
動画:「…and Rescue Me」MVメイキング&インタビュー
(約6分/視聴期限:2028年6月28日)
品番:JBCZ-9147
価格:2,750円(税込)/2,500円(税抜)


2023年06月21日(水)

ZYYG〜30th Anniversary〜 LIVE ROCKIN’HIGH 2023 『RE:』ライブレポート

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 多くの若者が音楽に夢を抱き、たくさんのバンドがデビューを果たした90年代。CDは売上最盛期を迎え、邦楽シーンが最も活気に溢れていたあの時代に生まれ、今も世代を超えて歌い継がれる名曲や、記憶に残るバンドは多く存在する。そんな中で最近よく耳にするのが、数年ぶりに再始動を果たしたロックバンド達。デビュー曲「君が欲しくてたまらない」でいきなりオリコン3位を獲得、その後もTVアニメ「スラムダンク」の第二期オープニングテーマに起用された「ぜったいに誰も」などのヒット曲を生んだZYYGもそのうちの一つだ。
 彼らは、1999年に約6年間にわたる活動に一旦終止符を打ったが、先述した90年代の邦楽シーンの盛り上がりとともにZYYG自体への再評価が高まっていく中、結成25周年となった2019年に後藤康二(G.)の呼びかけでメンバー4人が集結。ボーカルの高山征輝は完全に音楽業界から身を引いていたが再開を決意。復活の狼煙となるワンマンライブを開催した。だがその矢先の新型コロナウイルスによるパンデミックでライブは軒並み中止を余儀なくされ、ZYYGも予定していた公演を諦めざるを得ない状況になってしまった。葛藤し続けながらも、YouTubeでの発信を続けながら過ごした約4年。そうして迎えたデビュー30周年となる今年、ついに「ZYYG ~30th Anniversary~ LIVE ROCKIN’ HIGH 2023『RE:』」が開催された。大阪、東京ともにチケットはソールドアウトと。生命の躍動を感じ、ライブの醍醐味を全身で浴びることとなったステージの模様をレポートする。

 5月の大阪公演に続いて、6/18に迎えた東京公演はちょうど4年前に復活ライブを開催した時と同じ「下北沢ReG」。30℃を超える真夏日となったこの日、往年のファンはもとより、近年のスラムダンク人気もあってか若い男性客の姿も多く見受けられた。
 定刻17時。紗幕が上がり、扇情的なSEに乗ってメンバーが登場。高山征輝(Vo.)の「Hello東京、Are you ready OK ? 行くぞ~!」の咆哮を合図に、3rdアルバムよりパンクな一曲「MAD CITY GANG」で勢いよくライブの火蓋は切られた。藤本健一(Dr.)のパワフルなドラム、加藤直樹(Ba.)の低音の効いた野太いベースに乗って、ブランクを感じさせない高山の骨太なヴォーカルが力強く響く。確かなテクニックを伴いながら暴れまくる後藤のギター。オーディエンスは一斉に拳をステージに向けて振りかざしている。そんな光景を目の当たりにした高山が歌詞の一部を「この瞬間をずっと待ってたぜ!」に替えて歌うと、満杯に膨れ上がったフロアは一気に熱を帯びていった。

「心から会いたかったぜ、東京! 今日はZYYG 30周年を祝ったライブ、最初から最後まで思いっきりお前らと楽しみたいと思うのでよろしく頼むぜ!!」

 2曲目「NOIZY BEAT」に続いて披露されたのは、8th sg「Something」。実はこの曲、大阪のセットリストでは本編後半に位置し、演奏中に高山が感極まる場面もあった。理由は語られなかったが、特別な思いがあることに間違いはないだろう。そういった楽曲をあえて冒頭に持ってきたのは、このライブが懐古でも感傷でもない、今この瞬間に感じる興奮と歓喜をオーディエンスと共に味わい、これからの未来に繋がる「一歩」にすべきだという気構えの表れではないか?……全身全霊のパフォーマンスからそんな決意も垣間見えた。
 その後は、作品化が望まれる未発表の軽快なビートロック「TINY DESTINY」、イントロからラウドなサウンドが炸裂する3rdアルバム曲「渾身」。デビュー曲以外の全詞を手掛ける高山の歌詞は、ロック特有の熱いラブソングや、青春への情熱を歌ったもの、虚無的な内容も多く見られるが、その根底にはどれも“媚を売るくらいならアウトローでも自分らしさを貫きたい”という彼自身の思想や生き様が象徴されている。「渾身」もそれが顕著に現れた一曲だ。30年の時を重ねてもロック少年の眼差しは当時と変わらないが、人生経験を重ねた今と20代のあの頃とでは、同じ歌詞でも味わいが違って聴こえる。それもまた現在のZYYGの魅力だろう。

「改めて東京久しぶり! 長い間待たせたな。ようやく落ち着いてなんとかライブが出来る環境になって嬉しく思っています。今日は懐かしい曲も織り込みつつ、後半はバキバキに行きたいと思うので、まずはバラードでかいた汗を流してください。」

 そう言って届けたのは、壮大なラブバラード「君に届け」。先程までのヘヴィーさとは対照的な切々とした歌声が心を揺さぶる。こちらも未発表曲で、今後作品化はあるのか? 非常に気になるところだ。
 続いてキレの良いドラムの4カウントを合図に、「ぜったいに誰も」「NO RETURN LOVE」「風にまぶしい」と初期のヒットシングルを怒涛の3連発。「みんなのよく知ってる歌いくぞ!」と煽った彼らの代表曲の一つでもあるTVアニメ『スラムダンク』の第二期オープニングテーマ「ぜったいに誰も」は、CDとは異なるベース始まりのライブ感を増したアレンジで披露。鉄壁のフォーメーションによる生のバンドサウンドが楽曲の魅力をより一層引き上げていった。マイクを向けられた客席は抑えきれない衝動を声に託すかのような大声で合唱。これぞライブならではの胸熱な光景に、高山は人懐っこい笑顔を咲かせた。
 すっかり沸点に達した場内の空気を一旦落ち着かせるように、中盤にもバラードを一曲配置。4年前の復活ライブで「とても大切にしているバラード曲です」と紹介した「微笑みだけをくれないか」。アップテンポなロックサウンドのイメージが強いZYYGだが、彼らのもう一つの真骨頂といえるのがバラードだ。どっしりと実直なリズム隊、心のヒダに触れる泣きのギター、唯一無二の歌声でたっぷりと堪能させてくれた。
 終盤に向かってライブはますますエモーショナルに展開。再びサビで大合唱が沸き起こった「LULUBY」、キャッチーなサビが心地よい未発表曲「ONLY ONLY YOU」、エッジの効いたギターが狂騒感をもたした「GYPSY DOLL」、コーラスとの掛け合いが心地よいパワーソング「BLOOD ON BLOOD」、さらにコール&レスポンスが飛び交った超ハイテンポな「POOR BOY」では曲間にメンバー紹介もあり場内のテンションは最高潮に。あの頃と変わらないストレートに力強く響く高山のヴォーカル。ロック魂みなぎる、まさしくライブバンド・ZYYGの姿がそこにあった。
 その後は、この日一番長いMC。高山自身の30年間を振り返り、たまたまTVで目にした矢沢永吉のPVがきっかけでロックスターを目指すようになったこと、ビーイングに所属が決まってから、あれよあれよという間にZYYG・高山征輝になりデビューを果たした頃のこと。そんな中音楽を通して色んな人と出会い、お世話になってきた日々が今ここに繋がっていること。そして応援してくれるファンへの感謝を改めて痛感していることなどが飾らない言葉で語られた。目を閉じたまま噛み締めるように歌われたミディアムバラード「この情熱のそばで」は、そんな30年分の想いがぎゅうっと詰め込まれた情味溢れる歌声だった。

 「実は今すごいことが起きてるって分かってないでしょ? 今日歌詞間違ってないんだよ(笑)。いつもライブ来てくれてる子は分かってると思うんだけど絶対間違ってやり直すんだよね。今日それが無いんだな。普通は当たり前のことなんだけど(笑)。完全試合まであと少し、応援してくれよ!」。
 そんな茶目っ気たっぷりの告白に客席から「頑張れ〜!」のエールが飛び交い、盛大な高山コールが湧き上がった。尖っていた若き日には目にしたことのない気負いのないファンとのやりとりもすごくいい温度感だ。そうして迎えたラストは、高山&後藤コンビで初めて楽曲制作した思い入れの強い楽曲「Dreamer」。ファンの間でも人気の高い特別なこの一曲で本編を熱く締めくくった。

 鳴り止まないアンコールに応え、グッズTシャツに着替えて再びステージに戻ってくると、まずは未発表曲「ALIVE」をドロップ。4年間渇望していた景色を手にした充実感が伝わってくる伸び伸びとしたパフォーマンスが気持ち良さそうだ。
 そして、再始動を待ち続けてくれたファンへ嬉しいニュースが3つ発表された。1つ目は年内に過去に発売した曲のサブスク解禁を目指していること、2つ目は25年ぶりの新曲の発表も考えていること、そして3つ目は30周年イヤー(来年5/19まで)にまだまだライブを開催すること。
 「やるからね!」の高山の力強い言葉に歓喜が止まない中、最後は「ZYYGの歴史は全てこの曲から始まりました!」と紹介したデビュー曲かつバンド最大のヒット曲「君が欲しくてたまらない」、さらにライブではいつもラストを飾って来た「JULIA」を放ち、メンバーとファンのZYYG愛が凝縮されたおよそ2時間に及ぶライブは感動の幕を閉じた。

 当時ハイエース一台にメンバー4人とマネージャー1人でひたすら全国のライブハウスを回っていた彼ら。地道な活動で培ったライブバンドとしての実力とメンバーの結束力は、長い空白期間があっても簡単に失われてしまうほどヤワじゃないってことを裏付ける圧倒的なパフォーマンスを見せつけてくれた。
 そして、今回は30年の歴史を振り返る上でシングルが多くラインナップされていたのは言わずもがな、それ以外は現メンバーの音楽性が色濃く出た第二期ZYYG(活動中期から後期)作品が中心となっていた。どこか懐かしく甘酸っぱい90年代のロックの匂いを纏いつつ、なおかつ未発表4曲もラインナップされていることから、これから始まるストーリーを自ずと期待させる内容になっていたと思う。まさにタイトル「RE:」が示す通り、いよいよZYYGが再出発を果たした。この記念すべき夜を祝したい。

TEXT:松原由香里(music freak magazine)
Live Photo:MASA

2023.6.18(日)@下北沢ReG
ZYYG〜30th Anniversary〜 LIVE ROCKIN’HIGH 2023『RE:』 セットリスト


1.MAD CITY GANG
2.NOIZY BEAT
3.Something
4.TINY DESTINY(未発表曲)
5.渾身
6.君に届け(未発表曲)
7.ぜったいに誰も
8.NO RETURN LOVE
9.風にまぶしい
10.微笑みだけをくれないか
11.LULLABY
12.ONLY ONLY YOU(未発表曲)
13.GYPSY DOLL
14.BLOOD ON BLOOD
15.POOR BOY
16.この情熱のそばで
17.Dreamer

EN.1 ALIVE(未発表曲)
EN.2 君が欲しくてたまらない
EN.3 JULIA

ZYYG(ジーグ)とは〜
1993年にシングル「君が欲しくてたまらない」デビュー。
サントリービール『ダイナミック』のCMで起用され、当時70万枚という売り上げを上げ、華々しいデビューを飾る。さらに1995年TVアニメ『スラムダンク』第2期オープニングテーマ「ぜったいに誰も」を発表、オリコントップ3入りというスマッシュヒットを記録する。1999年に活動を終了するまで、アルバム3枚、シングル10枚をリリース。長い活動ではなかったが、アグレッシブなパフォーマンスのライブ活動を中心として一気に駆け抜けていった彼らの活動は熱狂的なファンを生みだしていった。その後ボーカルの高山征輝とベースの加藤直樹は完全に音楽業界から身を引き、ドラムの藤本健一はSound HorizonやGERARDなどのプロジェクトに参加、ギターの後藤康二はAKB48,乃木坂46やBAND-MAIDなどの作曲/編曲を手がけるなど音楽活動を続けていく。近年バンドへの再評価が高まる中、ギターの後藤康二の強い呼びかけにより、オリジナルメンバーが集まり活動再開。今年結成30周年を迎えた。

■ZYYG HP http://beinggiza.com/zyyg
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